バースデーシールの、誰も発案者を知らない話

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みなさんこんにちはー、あっくんさんです。

Twitterやブログ、YouTubeなどでディズニーパークネタを見ていると必ずと言ってもいいほど頻繁に取り上げられるアイテムの一つに、シールがあります。
最も有名なシールと言えば!
やはりバースデーシールですかね。

みなさんは、このシール、いつ頃から始まったと思いますか?
そして、誰がこんなことを始めたのか?

あのシールについて、超とくダネをご紹介しましょうか。

実はあのシール、スプラッシュ・マウンテンのリード(責任者)が考案したんですよ!

これはみんな、知らないだろうな!

今回はそのいきさつをお話ししましょう♪

例によって今回のお話も、僕の記憶に基づいた昔の話です。なので、現在のパークとは異なる内容となっていることをご了承ください。
そして、信じるも信じないもあなたの考え方次第ですよ。

それではまもなく出発でーす♪

(ペタペタ)

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バースデーシールは、もともと会話を盛り上げるツールとして生み出された

バースデーシールは、キャストが何らかのきっかけでゲストにプレゼントする秘密のアイテムです。

基本的には、その名の通り、誕生日の方へお渡しするシールです。正確には当日誕生日の方でなくてもお渡ししています。

今月が誕生日でも配布してオーケーでしたね。

拡大解釈して、いつでも渡せるツールのようで、誕生日前・誕生日後180日だからという理由でもらっている方もいるようです。

しかしよく考えてみると、なぜゲストが誕生日だと分かるんでしょうか。

それは、キャストが、ゲストと会話を交わす中で、お誕生日であることを知って、それをきっかけにしてお渡しするもの、なんです。

まあ、キャストがある程度は会話を誘導して誕生日を聞き出して、じゃあこれをどうぞ、と差し上げるケースが多いのではと思います。

バースデーシールは好評だったキャラクターシールの次期バージョンだった

さて、もったいぶらずに本題に入りましょう。

時をさかのぼること約20年・・・21年か。

2002年、初夏。
6月。

スプラッシュ・マウンテンはリハブ(改修工事)に突入していました。

スプラッシュ・マウンテンのキャストの面々は勤務がお休みに入ります。

トレーナー、リード陣は、リハブ中の研修の準備に入り、むしろ普段より多忙を極めていました。
僕はその年、シンデレラ城ミステリーツアーへのクロス(一時的な別部署での勤務)を命じられてしまったのです。

約一ヶ月前から、お城のガイドのセリフを覚えることに必死でした。

その上、リハブ中の研修を企画し準備をするために日々の勤務の間をぬって、全トレーナー達があれこれ作業を進めていました。

研修は、スプラッシュ・マウンテンのトレーナー達がみずから企画し、内容を考えて、キャストたちに披露するというもの。丸一日、約7時間のプログラムを埋めないといけないんです。

それも考えなきゃいけないし、ミステリーツアーのガイドのセリフも頭に叩き込まないといけないという、かなーりハードな時期でした。

まあ、言うても、ファストパスの立ち上げが前年の2001年に行われて、順調に運営もなされていたので、前の年に比べると、そこまで大したことはないかな、と感じていました。

そんな時。
リハブに突入して、2〜3日たった、ある日。

リードの一人、シンイチ氏からお声がかかりました。

「あっくんさ、ちょっと付き合ってくんない?」
「ん?」
「これから本社行くんだけど。一人じゃ心細いからさ」
「いいよ」

シンイチ氏はいつも冗談を言ってみんなを笑わせている人気リード。
正社員で入社し3年目に入った年に、ちょうどスプラッシュ・マウンテンのグランドオープン時にトレーナーとして異動してきた人物。

その時は短期間で他アトラクへ異動し、数年後に再びスプラッシュへ、リードとして戻ってきたのでした。

数日前から僕は、研修の準備で超多忙でした。

その日も午前中は研修中に流す動画の編集を依頼するために、OLCの専門部署へ向かい、編集依頼内容を説明しに行っていたりして。

ま、少しくらい付き合ってやってもいいか。
くらいの気持ちで同行しました。

なんでこんな詳しく覚えているのかって?
その前日、僕はちょうどミステリーツアーのシフトに入っていて勤務した翌日だったんです。
そのため、その日僕はコスチュームをわざわざスプラッシュに交換していたんですよね。

コスチュームの交換ってけっこう面倒で、あーめんどくせなーと思ってたので、いやに鮮明に記憶していたのです。

「今日はツネさんに会いに行くんだよね」
「へぇー、そうなんだ!」

おおっ!
ツネさんといえば!

ディズニールックとツネさん – 舞浜逗留亭
(名前を変更しました。内容はそのままだよ)

そう。
僕をスプラッシュ・マウンテンへ行かせてくれた張本人です。
ツネさんは運営部から営業部へ異動した後、全く会うこともなくなりました。
約10年ぶりの再会です。

「で、なんで本社へ行くの?」
と僕が尋ねると、
「実はさ、予算をもらうためなんだよね。ほら、キャラクターシールが好評だろ」

キャラクターシールといえば、少し前からいきなりロケーションへ配布された、ビッグ5のキャラクターの絵が入った小さな丸いシールです。

これがキャラクターシール。全部で5種類。

大量のシールが持ち込まれ、ゲストに渡していいよ、と言われた摩訶不思議な存在でした。

対外的に特に知らせることもなく、いきなり現れたので、ちょっと不思議だったんですよね。
最初は確か、アドベンチャー・ウエスタンランドの各アトラクション部署限定で配布されたんです

その後好評だと分かり、別エリアへも配布対象が広がったんです。

「あれさ、オレが考えて作ったんだよね」
「あ、そうなんだー」
「会社から予算30万で何か作れって言われて。それで作ってもらったの」
「ふーん」
「で、好評だったから今度は別のを作ることになって。次はガッツリ予算をもらえることになったんだ」
「ほほー」
そうか、シンイチ氏がやらかした(笑)のか。

「次はさ、誕生日シールを作る予定なんだ」
「へぇー(いかにも彼がやりそうなネタだな)」
「これがあればゲストとの会話が盛り上がるじゃん?」
「まあね」

で、
オリエンタルランドの本社ビルへ。
(いつものように、スプラッシュのコスチューム姿で行きます)

本社ビル内は、コスチューム姿の人はほぼゼロなので、かなり目立ちます(笑)

とある狭い一室へ向かうと、そこで待っていたのはあのツネさん。

昔と全然変わってない、強面の風貌でした(笑)
いや、ちょっと柔和になった感じがしたかな。

どうも、と頭を下げて着席。
シンイチ氏が、色々と説明を始めます。
まずはキャラクターシールがとても好評だったこと。
次に、企画しているのが誕生日シールであることなど。

ツネさんは、ふむふむ、と話を聞いていました。
「いいね。じゃあよろしくね」
ツネさんはそれだけ言うと、うなずいて、シンイチ氏と握手しました。

なんでツネさんとその話をしたのかは、聞きそびれてしまったんだけど。
おそらく、営業ツールとして使えますよ的な意味と、予算が営業部経由じゃないと出せないとかの、社内的な理由だったんじゃないかと推測しています。

それから数カ月後。
キャラクターシールより大きめの、色鮮やかな誕生日シールができあがってきました。
今とほぼ同じデザインだったと思います。
(詳しくは忘れました)

こうやってバースデーシールは隠れたゲストサービス・ツールとして誕生し、定着していったのです!

シール製作にオリエンタルランドの本気度を見た?

まあ、僕が目撃したことや見聞きしたことが全てじゃない可能性もありますので、なんとも言えないところですが。

ただ一つ言えるのは、

新しいゲストサービスのアイデアは、いつも現場から生まれる。

ということを言いたかったんです。

当時、誕生日を祝うなんてよくあるサービスだし。
(実際、当時できたばかりのイクスピアリ内の飲食店を利用した時、お客さんの誕生日を祝うサービスが行われていたのを見たことがありました)
どうせ一時的なサービスで終わるだろうなー、と思っていました。

ただ一つ、意外に感じたのは、シールというアイテムを実際に作ってくれたOLCの本気度というか、形にしてくれたことなんてほぼなかったので。

最近、妙に本気出してない?と思ったものです(笑)

キャラクターを使ったシールだって、権利問題をクリアしないと作れませんからね。
それを形にしたって言う点に、僕は当時、
「すごい、やる気出してるなぁ!」
とびっくりしたんです。

あの時始まったバースデーシールが、今もまだ続けられているのを知るたびに、

あー、あれってシンイチ氏が企画したやつじゃん(笑)

と、懐かしく思い出すんですよね。

というわけで、今回はこれでおしまい。

それではみなさん、さようならー

(ペタペタッ)

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あっくんさん

あっくんさん

元TDLにてアトラクションキャスト勤務を経験した十数年間を回想する場。このブログはそんな僕の、やすらぎの郷でございます(笑)。

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