みなさん、こんにちはー!
あっくんさんです。
今回はまたまたnoteのご紹介です。
僕はキャスト時代のお話をnoteに掲載しているんですが、だんだん記事が増えてきました。
記事も50を超えてしまい、どこに何を書いたか忘れかけているという……。
そこで備忘録的な意味もかねて、記事の解説をしておこうと思います。
目次
【第一部】スプラッシュ・マウンテン:初年度
無事スプラッシュ・マウンテンはオープンしたものの、すぐに順調な滑り出しとはいきませんでした。すぐにアトラクションはダウンするしお客様はじゃんじゃんやってくるけど、肝心の僕らのスキルはまだまだ未熟、そして当初のリード達はどんどん異動してスプラッシュを去っていく。
僕はというと、オープン直後の興奮も冷め、気がつくとスプラッシュってピンチの連続じゃね? と気づき。
でもまあそれなりに覚悟とプライドとピンチを乗り越える面白さにも目覚め。
なかなか盛り上がる日々を過ごしていました。
さあ、早速ご紹介。
ムカつく先輩に一泡吹かせる方法はあるか?:スプラッシュ・マウンテン018
テーマがあまりにもデカすぎて中途半端に終わってしまった……。
本当はこの回で1万字以上書いているんだけど、まとまらず、2回に分載しても結論に行き着かなかったので適当に締めてしまった。
この回から第二部が始まるのは、初期の頃の僕がどんな気分でキャストをやっていたのかがテーマなのです。
実はここが最も重要な回なんだけど、今のところ、全くそれが示されておらず。なんか不満ばかりですみませんと言う感じ。
いや、実は当初の僕は、かなりふてくされていたんですよ。
そこがきちんと書けていないと、舞浜戦記の意味がほとんど伝わらないんですね。
現時点でまだまだ第二部が未完成なので、説明できないんですが。
これから内容が激しくなっていくのです。
スピールの流儀(上):スプラッシュ・マウンテン019
キャストにとって基本中の基本、スピールについてまだ書いてなかったなと思い出し、書いてみました。
文中で使う専門用語の中で、スピールって説明するのが案外難しいんですよ。日常で使わないだけに。
だから、キャスト経験のない人にはセリフとか言うんだけど、ちょっと違うじゃないですか。スピールはセリフとは少し違うんですよね。
だから、案内するとか説明する、としか言いようがない。
仕方ないから告知する、などと言ってみたり。
実に難しいですね。
そしていきなりマークトウェイン号の話になってるし。スピールを初めてした時の感覚を表現してみようと思い、思い出して書いてみた。そしたらマークトウェイン号のお話になってしまいました。
しかも、スプラッシュの話を始めたのに、その後列のコントロールの話になっているという(笑)。
最後に無理やりスピールに持っていった、わけじゃないもん。
それは実は、このあと書く予定の内容に大きく関わってくるので伏せているだけですっ。
と言っておいて、期待感を先延ばしにするいつもの流れなのです。ふふふ。
スピールの流儀(中):スプラッシュ・マウンテン020
スプラッシュ・マウンテンのような大型のアトラクションにいると、時々他のロケーションから異動してくる人がいます。いろんな事情により異動してくるんですが、彼らは元々他のアトラクション経験があるので、元のアトラクションのやり方をそっくり持ち込んでくるのです。
それがスリルライド系のアトラクションだったりすると、比較的近いのですぐ慣れます(それでも違いはあります)が、時々シアター系からやってくる人もいます。
たとえばシメちゃんという女性キャストがいました。
彼女は一言でいうと「模範的キャスト」の典型みたいな人で、実に素晴らしい人格の持ち主でした。
きちんとした勤務態度、バランスの取れた大人感覚を持ち、真面目一方でもなくふざけ過ぎもしない、本当に素晴らしい人。どうして元のロケーションが手放してくれたんだろう(笑)ってくらい貴重な人材でしたね。
シメちゃんはバランス感覚のある人だったので、すぐスプラッシュの流儀に馴染むことができたんだけど、他の人はなかなか馴染むことができないのです。
シアター系のキャストは、自分が教わったゲスト対応はこうだ、という考えを持っているので、スプラッシュのようなちゃっちゃとやることを片付けていかないと、どんどん遅れが発生して全体がえらいことになる、と理解できない。
でも、もし僕が最初に勤務したのがスプラッシュ・マウンテンだったら、こんな違和感を感じることはなかったのかもしれませんね。
スピールの流儀(下):スプラッシュ・マウンテン021
改めて読み返してみると、とてもブラックな職場環境じゃんか、と思われるかもだけど、違います(笑)。
僕が頑張りすぎていただけですね。
華々しくオープンし盛り上がっているムードの割に、冷ややかにやっていた人もいたし。すぐ辞めちゃった人もいるし、せっかく異動してきたのにいつの間にか元のロケーションに戻っていた人も。
僕ら異動組は二度と戻れないことを覚悟の上で希望したのに。そんなあっさり戻られると拍子抜けしたものです(ていうか戻すリードもリードだけどさ)。
うーん、時系列がぐちゃぐちゃになっている。
気持ち悪くなるほど気合いを入れたのはオープン半年後くらいのことだし、肋骨を痛めたのはもっと何年も後のことだ。
この戦記は時系列順に追っていかないと、僕の成長過程が解き明かせない。
ちょっとつづる方向を調整しないといけないな。まるで明後日の方向へ伸びてしまった列のようだ。
僕はこんなに頑張ってますアピールは、自己満足に過ぎない:スプラッシュ・マウンテン022
仕事ってだんだん慣れてくると、面白くなってくる部分ときつくなってくる部分がある。
面白くなってくる部分とは、自分が気に入っているか得意か、興味があって好きな作業だったりする。
毎日同じ作業を繰り返すキャストの勤務で、面白い部分とは、日々変化があったり特別なことをしている時に感じるものだ。
館内のポジションは、基本的に同じことを繰り返しているので、飽きやすい。それに比べ、屋外でゲスト対応をしていると、変化に富んだできごとが色々と起きる。
それが実に面白かったりするのだ。
ここで説明しているロープの補修は、変化を象徴する作業の一つだ。
突然ロープが切断されることがある。
念の為言っておくと、キューエリアに使用するロープは決して細いものでも弱いものでもない。そりゃナイロン製なので絶対切れないものでもないが、ちょっと引っ張ったくらいでは切れることはない。
ただし、刃物には勝てない。
よく中高生が遊びに来るんだけど、中にはナイフをこっそり持ち込む輩もいる。それで面白半分にロープを切ったりするんですよね。
切れたロープの断面を見れば、引っ張りすぎて切れたのか老朽化して寸断したのか、刃物で切られたのかはハッキリ分かります。鋭利な刃物は断面がきれいなんです。
まあそういう事件は、ごくたまーにだけど。
リードが
「学生どもにやられたな」
と言うので何のことかと思っていたら、ロープの断面を見せてくれたり。
以降、続きます。