みなさんこんにちはー!
あっくんさんです。
ふと気づいたんですが、僕はわりと大ネタを披露するのが好きでして。派手なネタをガッツリ書く傾向にあり。しかし世の中の大半は小ネタでできていると思うのです。
TDRのパーク自体も、大ネタ(大規模な施設)の間に挟まって、小さなアイデアの集合体みたいな建物や施設が寄り集まっています。
ディズニーリゾート情報といえば、小ネタですよね(強引)
というわけで、今回は、実は気になっている方もいるんじゃないかシリーズその1。
ディズニーキャストなら、せっかくテーマパークに勤めているんだから、特権としてパークに遊びに行けるんじゃないかと思いませんか?
サービス系の企業ならたいていは自社のサービスを割引や優遇措置を行っています。商品を割引で買えるとか、格安で利用できるとかですね。
東京ディズニーリゾートはどうでしょうか。
そこらへんを探ってみましょう!
それでは出発ですっ!
目次
いくらキャストでも好き勝手に入園はできません
いきなり結論。
『ただで遊びに行けるの?』
への解答については、
『できません』の一言ですね。残念ですが。
せっかく目の前で思いっきり楽しんでいるお客様が大勢いるってのに、従業員がそこに加われないのはけっこう寂しいというか、虚しいです。
たとえるなら、鵜飼いの鵜がせっかくつかまえてきた魚を食べられず、吐き出させられるみたいな(笑)
まあ実際のところ、勤務しているキャストさん達は、全部が全部ディズニー好きというわけではないので、禁断症状が出る人はごく少数ですけど(笑)
でも、なんとなく「おあずけ」状態が続いている感じはありますねー。
結局、無料で入園して遊べるサービスはないということです。
さて。ここでちょっと考えてしまうのが、
『こっそり隠れて園内に入ることってできないの?』
ではないでしょうか(笑)
だって、裏側を歩けるんだから、そのまま園内へ入ってしまえばいいんじゃないの? と思いますよね。
パークの表側(オンステージ)と、裏側(バックステージ)の境目のあたりは割と人気が少ないのです。だから変な話、こっそり入ってしまえば何となーく突破できそうなんですよ。
で、時々それをやるキャストがいて、けっこうさらし者にされます(笑)
事件が発覚したあとで、各部署に、無断で入ったキャストがいたからやめましょうね、とお触れが回ってくる程度ですが。それでも勤務を続けるのは厳しいですよね。
悪いことはするなよ、ってことです。
この辺の緩さはある意味、各自の道徳感に委ねる方式ですので、そんなにうるさく言われるわけじゃないです。
それと、セキュリティキャストがバックステージも定期的に巡回しています。
これは、関係者の不正を防止するためではなく、ゲストが裏側へ迷い込んでいないか確認する意味合いだと思います。
僕はセキュリティの経験がないので、業務上キャストを監視する責務があるか知りませんが、おそらくあらゆる事態を想定しているはず。
たとえとしては悪いですが、万引きに成功した人って必ずまた繰り返します。こっそりオンステージへ侵入に成功したら、きっと繰り返すはずで、何度もやってたらそのうちバレますよってことです。
だからぶっちゃけやろうと思えば可能かもだけど、そこまでして遊びたい?ってことですよ。
ただでは入れないが、定期的に優待パスポートももらえたし、何ならサンクスデーもある
話を戻します。
無料で入園はできない。
ただし、昔はキャストには優待パスがもらえる制度がありました。
昔は累積勤務時間が1000時間おきにパスポートが受け取れる制度で、期間限定ではあるけど普通のパスと同じに使えます。一度に2枚もらえるので誰かを誘って行けます。
今はどうなんだろう、と思って調べてみました。
ここに掲載されていました。
おおっ、今でもやっぱり優待の制度は残っていたんだー。
しかも年に数回だって? どのくらいの頻度でもらえるんだろう。
『必要な知識を身につけたり、先輩キャストの動きを見て学んだり』かー。
ちゃんと理由が載っていますね。この文言通りなら、実際に数回もらえているのかもしれません。昔よりずっと学びに対して制度が向き合っている感じがして、うらやましいですね。
以前も書きましたが、やっぱり普段勤務しているだけでは身に付く知識って限定的なんですよ。実際にゲストになってみると、ものすごく学びになります。この効果を体感したら、定期的に入らないとむしろヤバいんじゃないのってくらいに勉強になります。
しかし食堂のメニュー料金まで載せているとは…マメだな(笑)
うおっ、ちょっと待って!
チキンカレーが240円だと? 昔はカレーMは280円だった記憶が…いやいや、昔は確かポークカレーだったぞ。きっとグレードダウンしたに違いないっ!(笑)
(具がほとんど入っていない、ルーばっかりのカレーだったなぁ)
★
余談ですが、僕はこの優待パスを結構無駄にしてました…。
いや、もらったのをすっかり忘れてて気がついたら期限切れになっていたという…。忘れなかった分は、欲しがる後輩に売りつけてました(笑)
こういう制度で遊びに行くことができます。
それでも物足りないだろうから、ではないと思いますが、サンクスデーが設けられていましたね。
僕が見た、無断でオンステージに入りソフトクリームを買い食いしたキャストの正体は?
ところで、関係者にはさまざまな人達がいます。僕が目撃した、衝撃の場面をご紹介しようかな。
ある日。
僕がスプラッシュマウンテンで勤務中のこと。
その日は確か夜だったと思います。ちょうど夜のパレードも終わった頃。
クリッターカントリーの裏側にある休憩所へ行こうと、スプラッシュの出口の前を歩いていました。すると、1人の外国人男性がバックステージから出てきたんです。
その人は何者かと言うと、パレードで踊っていたダンサーさんなんですね。
実はクリッターの裏側には、パレードの関係者が利用する専用の休憩所があります。
ダンサーさんとかキャラクターしか入れないので、僕らは使えないです。おそらく彼はエレクトリカルパレードの勤務が終わり、これから帰るところだったのでしょう。
え、オンステージに出てきた?
と驚いた僕は、しばらくその姿を観察していました。
すらりとしたスタイルの金髪の彼は、何と!
すぐ横にある売店『ラケッティのラクーンサルーン』のカウンターに行くと、そこでソフトクリームを買ったんですよ!
それを美味しそうに食べながら、そのままパーク内を去っていきました。
唖然とする僕であった……(笑)
当たり前ですが、キャストはオンステージの施設を利用できませんから、当然買い物もできません。
しかし彼は平気な顔をして買っていました。私服だったから一般のゲストと何ら変わらないとは言え。
さすが外人、フリーダムだな、と思いました。
当時のダンサーさんは個人事業主としての契約であり、オリエンタルランド社のルールに従う義理はないってことなのか。あるいはパークにお金を落としてるんだからむしろ感謝しろってことでしょうか。
考えを変えると、一般のキャスト達がパーク内に好きに遊びに行けたらもっといいのでは、と思います。
繁忙日を除いて、入園すればある程度の出費は期待できるし、入園者数が少ない日こそキャストが入ってある種の「勉強」になると思えばメリットだらけだと思うし。
その代わりに、パスポートを数回配布しているんでしょうが。
そう言う日が早く来るといいですね。というかやってほしい。インパークは絶対勉強になるし、勤務姿勢に大きな影響を与えますから。
★
というわけで今回はここまで。
それではみなさん、さようならー☆彡