スペース・マウンテンの安全バーについての、誰も説明してくれない話

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スペース・マウンテン
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みなさんこんにちはー!
あっくんさんです。

安全バーについてのお話はひとまずこれで最後です。今回はスペース・マウンテンのお話です。

スペースマウンテンのことは、キャスト達は略して「スペマン」って言ってました。
とっても言いやすいので、以後もこれを使いますね。

スペマンの座席の安全バーは、スプラッシュの時にも説明しましたが、一人分の座席に一本のバーを下げる形式になっています。

今思い出したんですが、ビッグサンダーもスペマンもバーを下げると、スーッと(引っかかりなく)下がりますよね。
でもスプラッシュのは、ガチガチ…って音がして、下がります。そういう構造だからとしか言えませんが、なぜ違いがあるんだろう?

ガチガチっていうのは、こちらの記事の中で、メンテナンス担当の方が言っているロックの音のこと。

ロックの音が9回鳴るか確認しているそうですよ。
(9回鳴るとは知らなかった!)

おっと、今回はスペース・マウンテンのお話でした。

僕はおそらく、トータル約3〜4ヶ月くらい勤務したんじゃないかな。ようやく慣れた頃に、スプラッシュへ戻ってしまったので、だんだん手順を忘れてしまう。
で、すっかり忘れた頃、翌年にまた来て〜と呼ばれ(笑)。
いやいや、かなり忘れてるんですけど、と思いながらやりましたが……

その時の話はまたいつか、書きますね。(緊張の冷や汗が…)

それではみなさん、宇宙空間へ出発でぇーす!
(上の窓から手をふる)

このブログは、昔の僕の経験を元に執筆しています。そのため、現在の施設やTDRの運営状況とは異なる箇所があると思われます。なにとぞご了承下さいね!

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スペース・マウンテンの狭い座席に大柄な人が乗ってきたら?

スペース・マウンテンに乗ったことがある人なら分かると思うけど、あの座席って、狭いと思いませんか?
ロケット全体のサイズが小さめだからなのかもしれないですが、やっぱり狭い。

身長170センチの僕が座っても、(全然脚は長くないけど)着席するときに、前の席の背もたれにひざが当たります。
だから、背の高い外国人ゲストが来ると、座る際にかなーり無理そうなケースがあります。

ある時、身長が2メートル近い外国人男性が乗りに来て、脚が長いのもあり、必死に座席に収めようとしているけど、きつくて入らない。

そんなとき、どうすると思いますか?

ちなみに、高い方の身長制限はありませんよ。もちろん乗車は断りません。

さあ、考えてみましょう。

分かりましたか?

正解は、
片方の脚を、隣の席に入れる
です。

左側の席に座ってもらい、右脚を右側の席へ斜めに入れてもらう。バーは、まず左側のを体に倒し、右側のバーを、脚をはさんだまま、下げる。

なかなかすごい姿勢になりますが、こうすれば何とか座れるんですね。

外国人男性は見事、宇宙へ旅立っていきました。(笑顔で戻ってきました)

工夫次第で、やり方ってあるんですね。
僕はそれを見ていて、感心してしまいました。

スプラッシュも今は、同じような状況になってるんだろうな。

スペース・マウンテンの安全バー解除も手動で行う

スペースマウンテンもまた、バーの解除は手動です。

ただしスペースマウンテンは、ボタンではなくツマミでした。セレクタスイッチって言うのか。
こんなやつ。
さすがモノタロウさん、こんなものまで売っているなんてすごい。

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どっちにひねると解除か忘れました。右側だったかな?

ところで、最近YouTube動画を見ていて、スペース・マウンテンのライドシステムが、僕が勤務していた当時から大きく変化しているのに気づいてしまいました。

もちろん、乗車ゲートがついたのもそうですが、それより劇的な変化が起きていた! 変化というより、改良と言ったほうがいいかも。
あまりにも大きな変化だったので、衝撃です。思わず叫びそうになってしまった…(笑)

システム的に改良がなされ、キャストのポジションまで変わってしまったんです。

昔は通常時は、約20秒ごとにロケットが乗り場に滑り込んできましたので、そのたびにツマミをひねって解除しました。
頻繁に解除するので、うっかり忘れやすいんですよ。

スペマンのコンソールは、他のことに気を取られることが多かったです。
僕も2回くらいうっかり忘れた記憶が…(汗)

出発直後なら、ロケットが動いていても安全バーを解除できる

バーの解除システムは、ビッグサンダーマウンテンと同じ構造です。

ここで、スペース・マウンテンの超絶機能をご紹介しましょうか(笑)

面白いのは、ロケットが動いているとき(乗り場限定)に、バーが解除できるんです。

スプラッシュだと、完全に停止しないとボタンでバーを解除できないんですが、スペマンは動いている時でも解除できるんです。
(乗り場部分に差しかかっている場合のみですが)

たとえば、出発して動き始める瞬間に、バーを解除したいとします。
キャストが見ていて、あ、このお客さん、脚を挟んでる!とかで、いったん解除したいと。

動き始めたロケットのバーを、解除スイッチをひねると、解除できるんです!

ただし、乗り場に差しかかっている状態でないとできません。乗り場部分を抜けてしまうとダメ。
出発して、1秒か2秒くらいだったら可能。

これをやると、乗っているお客さんはちょっと驚きます(笑)。あれっ、ロケットが動き始めたのにバーが上がっちゃった〜!ってなります。
みんな焦ってる……(笑)
それを見て、フフッと微笑む僕(笑)

でも大丈夫。
バーの確認は、その先にいるキャストが行いますので、問題なしです。
これ、スペース・マウンテン特有の仕組みなんですよ。他のアトラクションを知っていると、そんなことができるんだー、ってビックリです。

スプラッシュでは絶対ムリです(笑)

スペース・マウンテンのバー解除のタイミングは「止まる直前」

そして、スペマンのすごいところは、

「ロケットが完全に停止する少し前にバー解除を行う」
ことなんです(笑)

ロケットが乗り場で完全停止してから解除では、遅い。
止まる前にバーが上がり、完全停止した時にはゲストが立ち上がれるようにするんです。

感覚的にはそれでちょうどいいという。
安全に対する考え方は、アトラクションによって違うんですよね。

スペース・マウンテンや他のライドを操作していて感じるのは、アトラクションって、作られた時代が古いほど、構造が原始的(単純)なんですよね。
スプラッシュマウンテンが1992年にできたでしょ。
ビッグサンダーマウンテンは1986年。
スペース・マウンテンは、TDL開園の1983年。つまりスペース・マウンテンが最も古いんです。
そのため、設計も仕組みも一番シンプル。だから、何ていうか、もう原始的としか言いようがない。

サイズが大きいから適切な感じがしないけど、「おもちゃ」みたい。そう思って勤務していましたね。

定位置以外の場所で解除するには、側面のハンドルを引っ張る

さて、定位置以外で止まったときの解除方法ですが、上で説明したように、乗り場の正面部分の範囲内であれば、バー解除がツマミでできます。

では、走行中に緊急停止した際にはどうでしょうか。

その場合は、ロケット側面に解除するハンドルがついています。
確か呼び名は「ラップバー・リリースハンドル」だっけ?

ロケット車体の側面、下の方に、溝みたいな凹みがあって、握力計に似たハンドルが埋まっているんです。
ちょっと違うけど、これのグリップの部分に似ています。

残念ですが、角度的にお客さんは見ることができないはず。乗り場の床より低い位置に隠れています。
そのハンドルを引っ張り出してグイッと後方へ引くと、3席分のバーが解除できます。ストレージに引き込まれたロケットから降りてもらうときなどにも使用します。

あ、ストレージの話はまだしていませんでした。そのうち書きますね。

スペマンは、ストレージに引き込んだロケットの移動は、キャストが手で押すんですから!
人力ですから!

なんじゃこの原始的なアトラクションは〜! って思いますよ、人がロケットを押しているのを見ると(笑)

さて、今回はこれでおしまい。
次回は、何を書こうかな。

それではみなさん、さようならー!

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あっくんさん

あっくんさん

元TDLにてアトラクションキャスト勤務を経験した十数年間を回想する場。このブログはそんな僕の、やすらぎの郷でございます(笑)。

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