スプラッシュ・マウンテンって、TDLからなくなっちゃうの?

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みなさんこんにちはー、あっくんさんです!

お久しぶりです。

スプラッシュ・マウンテンが、今、大きな話題になっています。

これによると、舞浜駅やTDRを周回するリゾートラインのBGMから「南部の唄」が削除されたそうです。

「南部の唄」といえば、1946年公開のディズニー映画で、実写とアニメを合成した、当時としては画期的な技術により制作されたオリジナル作品です。
残念なことに、今はお蔵入りしていて見ることはできません。有料動画サイト「ディズニープラス」に加入していても見ることができないのです。もちろんDVDも発売していませんし、世界中の映画館を訪ね歩いても無理でしょう。

(大昔にVHSビデオで発売されていたこともありましたが、すぐに販売中止してしまいました)

その映画の中で流れていた曲が、「Zip-a-Dee-Doo-Dah」なんです。
とても軽快な楽曲で、聴いているだけで楽しい気分になってきますね。

僕は現地で聞いていないのでよく分かりませんが、一部の詳しい方々は、変化を敏感に察知されたようですね。

たかがBGMとはいえ、些細な変化がのちに大きな変化につながっていくことは珍しくありません。
特にパークのデザインはあらゆる要素が絡み合って形成されているものですから、単純な景観の問題だけで済むとは到底思えないわけです。

ならば!
楽曲が消えたこと自体が、アトラクション自体の消滅のはじまりを予兆している、と言えなくもないわけです。

な、なんだとー!ヽ(`Д´)ノ

スプラッシュ・マウンテンだけは絶対になくしてはいかん(笑)

僕の心のリゾート(?)、スプラッシュ・マウンテンが消滅してしまうなど、断じて許すわけにはいかんのですわ…!

笑ってる場合じゃないぞ…

僕はTDLでキャストをしていましたが、最も長期間勤務していたのが、スプラッシュ・マウンテンです。

合計約13年間も勤務していました。

それだけ長くいると、何でも知ってる状態です(でした)。

今でも、目をつぶったまま、クリッターカントリーを自在に歩ける自信があります
(たぶん岩にぶつかるでしょうが…笑)

そんな僕から見た、スプラッシュ・マウンテンのリニューアルは、TDLパークにどう影響するのか。

というわけで、
今回は本当にスプラッシュ・マウンテンはなくなってしまうの?をテーマにお送りします。

それでは出発でーす! ザッパーン!
(びしょ濡れMax)

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スプラッシュ・マウンテン騒動は、本国での人種差別問題から始まった

かねてから海の向こうの米国パークでは、スプラッシュマウンテンが南部の唄問題でクローズし、ニューアトラクションにリニューアルされることが決定しています。
2024年には「Tiana’s Bayou Adventure/プリンセスと魔法のキス」という全く新しいアトラクションとして再オープンすることになるとのこと。

そもそもの問題はどこを発端としているのでしょうか。

スプラッシュ・マウンテンの原作は、ディズニー映画「南部の唄」をベースにしてバックグラウンドストーリーが作られています。

南部の唄は、アメリカに奴隷制度があった時代の、アメリカ南部を舞台とした、白人の少年と黒人のリーマスおじさんとの交流を描いた作品です。

作中で主人公の少年は、忙しい父親とすれ違いの日々を送っていて、とても寂しい思いをしていました。

新しい土地へ引っ越して来たものの、友達もおらず、いつもひとりぼっち。

そこへ出会ったのがリーマスおじさんだったのです。


リーマスは孤独を感じていた少年に、昔話をしてあげるのです。そのお話が、うさぎどんときつねどん、くまどんの物語だったんですね。

昔々、チカピンヒルというところに住んでいたうさぎどん。
彼は退屈な毎日にうんざりして冒険の旅に出かけていきました・・・

と、物語を話して聞かせるリーマス。
両親は、少年がリーマスにたびたび会っていることに気づき、もう会いに行くのはやめなさい、と諭します。

そんな両親に反抗した少年は、家を飛び出していき、失踪してしまいます。
心配した両親は必死に彼を探しますが、見つからない・・・
(※確かこんなストーリーだったと思うけど、細部は違うかも)

と、物語が進行するのですが、一貫して主人公の両親とリーマスおじさんとのやり取り、またその後のふれあいがとても穏やかで、とても人種差別があったようには思えないんですね。

当時のアメリカ南部は激しい人種差別があり、白人と黒人は同じ空間で生活することすら許されない状況でした。
同じ食堂にも入れない、同じバスにも乗れない。

そんなアフリカ系アメリカ人にとっては屈辱的な時代だったわけで、それがこの映画の中では、まるで白人と黒人は仲良く一緒に暮らしていたかのように描かれているんです。

作中ではなんとなく少年の両親の方が偉そうにしていて、リーマスおじさんはへりくだった接し方をしているので、決して奴隷制度がなかったとは感じないし、それとなく差別的な上下関係があったことが伝わってきます。

だから正直、人種差別がなかったと感じるほど両者が対等に描かれているわけではないんですけどね。

「実際はもっとひどい扱いを受けていたのに、それが描かれていないから正確じゃない」というならそうかもしれません。

しかし純粋なエンタメとして映画を制作したディズニー社が、娯楽作品で人種問題に真正面から描いたとしたら、それはもはやエンタメではなくなりますよね。

それはディズニーの役目ではないと思います。

なので、そういう意味では当時の時代背景を正確に描くことが、必ずしも正義とは言えないのですが・・・

それでも深刻な人種問題を抱えているのが今の米国です。
ここ十年、二十年を振り返ってみても、人種問題を発端とした事件が相次いで起きているため、どうしてもナーバスにならざるを得ないのかもしれませんね。

スプラッシュ・マウンテンのリニューアルをやるとしたら、いつ?

となれば、日本のパークも追随する形で変更することが、容易に想像できます。
そもそもディズニーのパークは本国のディズニー社の意向には逆らえませんから、あちらから要請があったなら抵抗することは不可能かと思います。

しかし、最終的に決めるのはオリエンタルランド社側です。
全く新しいアトラクションにリニューアルするとしたら、数十億円の負担は免れないでしょうし、あえて負担してまで変更する必要があるか? なのです。

今からの数年間、TDRは大規模な投資を次々と行っています。
来年オープン予定のファンタジースプリングス、2026年リニューアルの新スペース・マウンテン・・・

スプラッシュ・マウンテンをリニューアルする暇(?というより余裕)があるのか。

通常、大型アトラクションを一から建設すると、企画→設計→建設に伴う準備→周辺設備の調整→建設開始→完成→オープン準備→運用準備期間→正式オープンまでに、数年はかかります。

ただ今回のスプラッシュ・マウンテンは、リニューアルと言ってもハード面の変更を抜きにしてデザインだけを作り変えるだけで済ますはず。

既存の建屋とライドをそのままに、デザインだけ更新するのであれば、大部分を省くことができるため、最短半年?〜1年ほどでできそうです。

強行するとしたら、2024年〜2025年あたりでできそうですが、まずは本国のリニューアルが成功するかを見極めてから、実施すると思われます。

2025年に入ると新スペース・マウンテンの建設が本格的に動き出すので、そこで実施するのはかなり難しいのでは?と予想します。

もしやるとしたら、2026年以降?かな。

いや、そんなことよりも。

本当にやるんですか、スプラッシュのリニューアルを?

今後のTDRはスプラッシュ・マウンテン問題をどう判断するのか?

そう、最大の問題は、
「本当にスプラッシュ・マウンテンをなくしてしまうのか」

なんですよ。

僕個人的な希望を言えば、なくなってほしくないですけどね。

まあ、個人的な理由なんぞ、TDRからしたらどうでもいいわけで。

今後の時代の流れを読んでいくと、やるのか、やらないのか、
どっちに転んでもおかしくはないですね。

悲しいことですが…

なーんて、つらつら書いていて。
当たり前のことしか書いてないなーと思ったので。

実際、TDRのスプラッシュ・マウンテンはなくなってしまうのか?

を、予想しないとねぇ。と思ったわけで。

僕も予想してみようかと。

正直なところ。
スプラッシュ・マウンテンは、
今まで通りの全く同じ状態では、いられないでしょうね。

じゃあ、やっぱりリニューアルするのか。

米国のなんたらプリンセスと魔法のキスとやらになっちゃうのか。

それもないと思っているんです。

なぜなら、全然なじみがないから。

アニメ映画でヒットした作品ならともかく、全然聞いたことのないストーリーでしょ。

そんなの、突然変わってもみんなポカーン、だよね。笑

少なくとも、それでみんな遊びに行きたーい、とは思わないでしょう。

TDSならともかく、TDLはアニメ作品を下敷きにしたアトラクションを中心に構成されています。
パークは基本、アトラクションの周辺に様々な施設を配置し、ゲストを周遊させる構造になっているんですよね。

その中心になる、クリッターカントリーの中央に配置されたスプラッシュ・マウンテンが、別のものに置き換わるとすれば、エリア自体の役目が変わることを意味しています。

つまり、スプラッシュを変えるなら、クリッターカントリー自体も合わせて変えるし、レストラン「グランマ・サラのキッチン」も、ビーバーブラザーズのカヌー探検も、変えなきゃいけない。
もちろんダウンフォトも、ラケッティのラクーンサルーンも。

エリア自体が、全く別物に変わる必要があります。
それ、やるの?って感じですよね。

マジで全部変えるの?
しかも、全然知らない物語に合わせて?

何のために?
人種差別問題のために?

それ、誰が喜ぶの?
本国のアメリカの特定の人々のために?

(当然、本国でリニューアル費用、出してくれないよね…
オリエンタルランドの負担でやらなきゃいかんのよね…)

誰の得に?

じゃあ、やめるか。
何も変えない。そのまんまで。

それだと、
どこか別の方角から火が飛んでくる可能性は、なくもない。

やっぱり、何かしらの対応策は検討しなきゃいけない。

そこで。
一部を変えるのはどうだろう?

僕の大胆な予想は、設定のリニューアルをする案

じゃあ、どうするか。
ここで僕の予想&提案をしてみるか。

まず。

登場するキャラクターをいじる。
最悪、うさぎどんと2匹以外を総入れ替えする。

途中のストーリーを、明らかに変更する。
元々の「南部の唄」とは別立てのストーリーに変更する。
内部の装飾も、新ストーリーに合わせて改装する。

そして、新ストーリーに合わせたテーマ設定を、クリッターカントリー全体に反映させる。
つまり、オリジナルの物語を作り出し、それに合わせて作り変える。

そして、「南部の唄」から離脱する。

設定からテーマを創造し、エリアに反映させる手法は、TDSでさんざんやりまくっているので上手にやれば上手くいくと思う。

アトラクション名はどうするか。
スプラッシュ・マウンテン(+びしょ濡れMax)みたいに、サブタイトルをつける。

「スプラッシュ・マウンテン:何たらアドベンチャー」、みたいな。

新登場キャラの名前を入れて、ね。

そうすれば、スターツアーズがリニューアルしたみたいに、ハコを変えずに中身を刷新することができて、人を呼び込むきっかけにできる。

それなら、元々の知名度を失わずに、新規来場者を呼び寄せるきっかけを作ることもできる。

何より、必要最低限の出費で、大胆にリニューアルできる。

どうですかねー?

おっと、希望的観測が過ぎたかな。

実際にどうなるかは分からないけど。

テーマパークとは、変化を受け入れて成長、進化していくものだからね。
パークの進化にとってプラスになるなら仕方がないのかな、とも思っている。

というわけで、予想はこのへんで。

それではみなさん、さようなら〜!

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あっくんさん

あっくんさん

元TDLにてアトラクションキャスト勤務を経験した十数年間を回想する場。このブログはそんな僕の、やすらぎの郷でございます(笑)。

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