みなさんこんにちはー
あっくんさんです。
突然ですが、みなさんは靴を見たことありますか?
は?ボケたこと言ってんじゃねーよとお思いになりましたよね笑
いえいえ。そうじゃなく。
キャストの足元を見たことありますか?
だったら最初からそう言わんかい!とお怒りはごもっとも。
キャストと言えばコスチューム。
色とりどりのカラフルな衣装があればシンプルなものもあり。
上下の服装は思わず目に入って来ますから注目すると思います。
でも、意外と見ないのが、足元の靴。
キャストってどんな靴を履いているんでしょうか。
改めて観察してみると、おそらくほとんどのキャストはごく普通の革靴を履いていると思います。
中にはちょっと変わったデザインのカバーをつけているキャストも見ることでしょう。
よく見ると、普通の革靴にあて布(?)みたいなカバーをつけている。
あれ、スパッツと言って、装飾した足の甲の部分を覆うカバーなんですよね。
と言うわけで今回は、靴についてのお話をしますね。
それでは出発でーす、いってらっしゃーい♪
カツカツ!
目次
靴もまたコスチュームの一部である
先に言っておくと、キャストの履く靴は基本的に、普通の革靴です。
しかも、自費で購入します。支給はしてくれません。
当然ですね。キャストは約2万人もいると言われています。いちいち負担していたらオリエンタルランドも潰れてしまいます。
ただし。
昔はコスチュームの種類によっては、靴を貸与されていたんです。
コスチュームのデザインに合わせた靴を与えられていたんですね。
その、靴を借りられる数少ないアトラクションの一つが、ビッグサンダーマウンテンだったんです。
その時代のビッグサンダーマウンテンのキャストは、ウエスタンブーツを履いていました。
それを履いた自分の写真がないので出せないんですが…残念。
ブーツの丈は膝下くらいまでありました。
なんかムレそうでしょ?笑
ところがこのブーツ、筒の部分の両側に縦にスリット(というか切れ目)が上端から靴底まで入っていて、それを革ひもで編んで留めている。
だからムレにくいんですね。(それでもちょっと中が暑かった)
ウエスタンブーツにあまり詳しくないので分からないんですが、ブーツの左右側面がすっぱり切れた状態のってないですよね?
我ながら分かりにくい説明だな…↑ と思って、
ネットで探したけど、ビッグサンダーマウンテンのキャストの足元まで映っている写真って見つかりませんでした。
新しいコスチュームのキャストなら足元が写ったものもあるけど、昔のはないんですよね。
ブーツを履いていると、なんとなく特別な衣装を着ているような気がして気分が引き締まります(気のせいだけど笑)
おいちょっと待て!(←自分に突っ込んでます)
スプラッシュ・マウンテンだってブーツ借りてたじゃねぇーか!
なぜ最初に紹介しないんじゃ!
いやいや。
あのビッグサンダーマウンテンのブーツは特別なんです。
あれだけは普通の借り物とは違うんです。
そう、スプラッシュ・マウンテンのコスチュームも、ミドルカットブーツが借り物でした。
くるぶしの上くらいまでの高さの、マウンテンブーツみたいな、いかにも山のきこりチックなやつを借りていました。
でもあのスプラッシュの靴は、どちらかというと普段着に近いデザインだったからコスチュームって感じじゃないんですよね。アウトドア的なブーツだったので。
その点、ビッグサンダーマウンテンのは普段ほぼ履かないロングブーツでしたから。特別感が半端ないです。いかにも衣装って感じでした。
もちろんスプラッシュのブーツも素敵なデザインで僕は好きでしたけどね!
突然廃止された靴の貸与、代わりにスパッツが支給された
いつ頃だったか忘れましたが、コスチュームからブーツの貸出が廃止されてしまいました。
ある日、突然コスチューミング部から通達が。
コスチュームを貸し出すカウンターに張り出されました。各ロケーション(部署)にも同様の通達が来たんです。
「〜◯月◯日までに靴を返却してください」
代わりにスパッツを貸与します、とあり。
ん、スパッツ?
なんじゃそりゃ・・・?
それは、足の甲をすっぽり覆うビニールのカバーでした。
ブーツロケーションのものは、元のデザインに応じた長さのカバーが脚を覆っている。カバーの下の方にゴムバンドがついていて、革靴の土踏まずを回すかたちで履く。
つまり普通の黒い革靴の上に取り付けるってことです。
しかも何このビニールっぽい素材は? ナイロンですらない、超ビニール風で安っぽいことこの上ない。
・・・な、なんじゃこりゃ~!
ショックでした。
思いっきりニセモノ感丸出しのアイテム。
ちなみに、今のキャストの画像が公式にありました。
https://www.tokyodisneyresort.jp/tdrblog/detail/amb202212/
足元を見てやってくださいな。
みんな革靴にカバーみたいのをつけてるでしょ。これがスパッツですね。スラックスの中に隠れているけど、くるぶしの上くらいまでの脚を包み込んでいます。
足の甲を覆うって言ってもフリーサイズです。人によって脚のサイズは違うのに、一律同じ品だから、脚が大きい人は茶色いカバーが靴全体を覆うことなしに、はみ出た革靴が見えている。
ダサっ!!!
超、超、ダサい!!!
信じられない。
一気にコスチュームがかっこ悪くなってしまったこの落胆。どうすればよいのだろう…
もちろん、目的は経費削減でしょう。
靴を貸し出すとなると、キャスト人数分以上の数量が必要になります。一足数万円のブーツを、一定数確保しておくのは相当な負担なのは明らかです。
しかし、それで削減した数百万円か数千万円で、どれだけ会社の収支が改善したのか。
またその代償に、どれだけの「本物感」が失われたことか。
たかが足元ですが。
ゲストはキャストの足元なんか見てないっちゃあ見てないけど。
(確かに、靴のことでゲストから何か言われたことはありませんでしたね・・・)
こういうところをも削減して経営改善につなげるとはね・・・
健全なパーク経営のためには無駄な部分はどんどん削減していく。それがOLCの常套手段なのは、一度や二度では収まらない現象であり僕も身にしみて分かっていたのですが。
しかしなぁ。
こんなことが続いていくと、どんどん大切なものが失われる一方だなと。
(その反面、充実している部分もあることは分かっているのですが)
★
資料を探していて気づいたんですが。
今のビッグサンダーマウンテンのキャストコスチュームは、スパッツがありませんね。
新しいコスチュームに変わった際に、ブーツのイメージも消滅してしまったようです。
こちらの方のブログを参考にさせていただきました。
このキャストは珍しく靴の裏を見せていますが、スパッツを押さえるゴムのバンドがない!
というか、他のキャストの写真を見ても、履いているのはただの革靴ですね。
おっと、スペース・マウンテンのキャストの足元はばっちしスパッツを履いてますねー。
昔は普通の革靴だったので、コスチュームに合わせてスパッツが追加されたみたいです。
映像を見ると、かなりモコモコの素材みたい。トゥモローランドに合わない気もするけど笑
あ、ちなみに僕がスペース・マウンテンで勤務していた時代は、普通の革靴でした。
足元は何も飾っていないただの革靴。スラックスも普通でした。
今のスペース・マウンテンは、いかにも宇宙チックでいいんじゃないでしょうか。
昔のスペマンキャストは、自分達のコスチュームが地味であることを気にしていた感じでしたから。
どうせ着るなら、コスチュームは派手な方が「着ました!」感があっていいと思います。
というわけで、今回はほとんど注目されないキャストの足元についてでした。
それではみなさん、さようならー!
すぱっつすぱっつ!
(脱ぎ着する音)