ジャングルクルーズの面白い船長の動画を公開するのはアリか?

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みなさんこんにちはー、あっくんさんです。

今回はYouTube動画を見てちょこっと思ったことをつらつらとお話ししましょう。

こんな動画、よく上がってますよね。

(TwT)v 屋代船長、笑える!ジャングルクルーズ (猿神/編 2018.9.9)

かなり以前から目立ってますよね、船長さん。

僕がいた時代からキャストの中でも特に人気があったのが、カヌーキャストとジャングルクルーズのキャストでしたね。なのでこういうものが出てくるのはごくごく自然なことと思います。やっぱ目立ちますからね。

それでは出発でーすっ。

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キャスト動画の投稿は「好ましいとは言えない」状況

YouTubeにはずっと前からキャストの動画が上げられるようになりました。最近は、映像も音もきれいなものが増えて、見る分にはとても楽しいですね。

ところでこのような状況を、オリエンタルランド社はどう考えているのでしょう? 

僕が思うに、「面白くない・好ましくない」、でも止められないので困っている、のではないでしょうか。

著作権に関する問題は抜きにして(それは米国本土のディズニー社とアルファベット社の問題ですからね)、TDRの運営上の問題を考えてみます。

まず、リゾートにとってパークの主役はミッキーやミニーたちキャラクターです。
キャストは単なる黒子に過ぎません。脇役です。

だから、キャストが目立つことはよいことではなく、むしろよろしくない事象だと思います。

なぜなら、彼らは決められた役柄をこなし、パーク運営が正常に保たれるようにするのが役目です。決してスターになるためにいるわけじゃない。

スターになるのはキャラクター。その補助としてイベントやショーに登場するダンサーがいますが、それでも彼らはやはり主役ではない。

じゃあ、なぜ主役になってはいけないのか。

それは、キャストの業務は個人の能力に依存してはならないから、だと思います。つまり、キャストが行う演出(イベントとしてのではなく、マナーとしての「ショー」はありますからね)は、一定の範囲内のクオリティーである必要があります。

この人がやったら面白い、この人はつまらない、では駄目なんです。

ジャングルクルーズの船長さんは、(担当キャストの)誰がやっても同じ内容でなければいけないんです。「当たり外れ」があってはならない。

現実的にはありますよ。たとえば、あなたが何ヶ月か前に来園してジャングル探検に行った時、船長さんがすごく面白くてノリノリでやってくれた。でも今日来園して乗ってみたら、船長さんが無愛想な人で、表情も乏しくてあまり面白くなかった。
……期待はずれですね。

ベテラン船長さんなら面白くできるでしょう。逆にデビューしたばかりの新人船長だと、まだぎこちないかもしれません。現実的にはばらつきはあります。でも原則、アトラクションは常に同じクオリティでないといけないんです。

表向きは、誰がやっても同じ面白さじゃなきゃいけません。

でも、動画で名物船長さんが見られるとなると、当然期待しますよね。次に乗るなら、あの船長さんにやってもらいたい。でもその人を指名できるわけではありません。

今日は休みの日かもしれないし、同じように指名する人が増えたら? 
(無理を言えば叶えてくれるかもしれませんが、表向きは断るはず)

船長は、自分のネタを持っちゃ駄目ですからね。まあやる人はいるけど(笑)、みんな同じナレーションをやりなさい、という決まりになっていますから。

面白くしようと思えばいくらでもできるんですよ。たとえば小道具を使うとか。リボルバーの代わりに社食で買ったバナナを出してみると、そこそこウケます(笑)。

おっと、最新のジャングルクルーズは「Wildlife Expeditions」になっていてリボルバーは使っていないんですね……
時代は変わったな……。

でも小道具は禁止です。今もおそらく同じで、勝手にオリジナルのネタを披露するのは禁止しているはずです。

船長さんは、誰がやっても同じでなければいけないのです。

一方で、キャスト動画の中でも、この人の笑顔が素敵、ならOKだと思います。

なぜなら、それは能力差ではなく誰でもできることだから、です(いや実際は、笑顔こそ真似るのがとてつもなく難しいんですけどね……)。

笑顔が素敵なキャストはみんなの手本です。それはどちらかというと能力ではなく、マナーの部類だから。

素敵な笑顔、それこそまさに、その人に与えられた「才能」だと思いますが。

才能のない者(僕のこと)の妬みですね……。

この先時代が変わって、キャストにも個人の能力が要求される日が来るかもしれませんが。それを許す日が来るかは正直、分かりません。

もしそうなったたら、僕はかなり低ランクにされてしまいそう……(泣)。

現状は、動画投稿をやめさせるわけにもいかないですから、頭の痛い問題だと思います。

動画投稿は広告的役割も果たしているのも事実だが…

もちろん動画を上げる人が悪いわけではない。
でも良い効果よりは、むしろ悪い効果の方が目立ってしまうんですよね。

TDRはこんなところで宣伝してもらわなくても十分認知はされている。それに、自社でイメージをきちんとコントロールできない広告は、予想もしないリスクもある。

もし動画内でディズニーのイメージを損なう内容が公開されてしまうと、投稿者だけでなく、TDR側にも被害が波及する危険性があります。

とはいえ、イベント等の映像をお客さん視点で見せてもらうと、TVのCMとは違う臨場感があります。まるで入園したかのように(広告っぽさがない純粋な体験として)見えるからです。

CMだといかにも宣伝めいていて毎年同じ内容をやってるみたいに見えるじゃないですか。好きな人は絶対行くでしょうけど、そうでもない人はCMを見慣れてるので特に今行きたくなるような刺激を感じない。

だから素人の体験動画は、それはそれで口コミ効果が期待できるのですよね。

それを見て少しでも来園される方が増えたらむしろ喜ばしいです。僕も個人的には、動画投稿するのは構わないんじゃないかと思っています。
これを見て「よーし、今度遊びに行くか」という人が増えたらいいな、と。

だからこそ、早く運営再開してほしいものですね。

というわけで、今日はこれまで。

この後も、夢と魔法がまるでない王国、舞浜逗留亭でごゆっくりお楽しみくださーい。
それでは皆さん、さようなら〜。

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あっくんさん

あっくんさん

元TDLにてアトラクションキャスト勤務を経験した十数年間を回想する場。このブログはそんな僕の、やすらぎの郷でございます(笑)。

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2 件のコメント

  1. Sさんですよね
    みぎです。懐かしく拝見させていただきました
    明日テストなのに勉強せずに睡眠時間を削って夢中で読んでるところです(笑)
    またアップしてくださいね~

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