みなさんこんにちはー!あっくんさんです。
今回は、スプラッシュ・マウンテンに乗ったことがある人なら、誰もが気になっているんじゃないかと思うことをお話ししましょう。
僕が昔勤務していたスプラッシュ・マウンテンは、丸太ボートに乗って水流を流れていくアトラクションです。
ストーリーは、うさぎどんが冒険の旅に出る、という設定ですね。
で、乗り物である丸太ボートはうさぎどんの旅に沿って進みます。ストーリーが進行するのに合わせて水路を流れていくんですね。
さて。この水路はずーっと続いていますが、ここで問題です。
もしこの水路に物を落としたら、どこへ行ってしまうのでしょうか?
答え。
分かりません!
…
では、すみませんよね(笑)
いや、でもマジで分からんのです。激しい水流に流されてしまい、行き着くところがどこなのか……
僕らキャストにもよく分からないんですよ。
しかしそれで終わってしまっては僕の沽券にかかわるわけで。
そこで、分かる範囲でご説明しましょう!
では、出発でーす!
目次
最も水中へ落とす可能性の高いものは帽子(キャップ)
ゲストがスプラッシュ・マウンテンの水の中に落とす持ち物で最も多いのは、キャップですね。
と言えば、何となく想像がつくと思います。そして、落とす場所は……
滝から落ちる時です。
真っ逆さまにボートが落ちる時。帽子が吹き飛ぶわけです。
で、水路の中へ落ちるんですね。
途中の滝の斜面に引っかかって止まることもなくはないですが、まあほぼないでしょう。
水路に落ちれば、水に流されてどこかへ消えてしまいます。
ただ、中には見つかるものもあります。
夜間に水が抜けた水路でメンテさんが作業していて、見つけてくれることもありまして。
朝。僕らが点検作業のために滝壺の真下のあたりを歩きます。
時々、岸の部分に、濡れた帽子が3つくらい並んでたりします(笑)
メンテさんが水路の底で見つけて、置いてくれたんですね。
しかも、教えてくれるわけじゃなく、そっと置いてあるだけなの(笑)
僕らが朝の作業をする頃には、メンテさんは別のアトラクションへ行ってるか、仕事を終えてもういないんですね。だから直接は会わない。
置いていってくれます。
でもまあ、見つかるのは一部だけで、見つからない方が多いんじゃないでしょうか。
だから乗り場で帽子をかぶっていると、帽子は手にお持ち下さい、と言われますよ。
取らないと何度も注意されるかも……
あ、昔、超有名な女優さんがお忍びで遊びに来ていて、顔を隠すために帽子を深くかぶってたんだけど、(本人だと)気づかないで何度も「帽子を取って下さい」って注意したやつがいたな(笑)
みなさんもスプラッシュ・マウンテンに乗る時は、途中で落とさないように気をつけましょう。
水路は、途切れ途切れになっていて、実は一本に繋がっていない
舞浜戦記でちょっとだけ触れましたが(何話か忘れてしまった)、乗る時にうっかり水路に物を落としたら、そのまま流されてしまいます。
重い物なら、水底に沈みます。水の流れはかなり早いので、あっという間に流されていきます。途中で引っかかることはほぼないですね。
では、乗り場で水中に落としたら、どこへ行くんでしょうか?
ボートが通る下の水底は平坦なまま続き、やがて突き当たります。その突き当たり部分がちょっと溝みたいになっていて、そこに細かいゴミなどが溜まってます。
小さいもの、例えば指輪とか比較的重い金属類なら、ここで止まります。小さい物なら、そこに引っかかるかもしれないです。
夜、水路の水を抜いた時、見つかる可能性はなくもないかな。
でも運営中は、水流は激しいですから、押し流されたらその先へ行ってしまうでしょう。そうなるともう行方は分かりません。
その先、水は地下水路に入っていきます。(これより先のルートは知りません。というか見られないので)
ただ、水流はぐるぐると同じルートを循環しています。乗り場の水は、その後滝壺の先の落ちた部分の水路へ向かいます。そこからボートを押し流していく。
滝から落ちたボートはマークトウェイン号の乗り場の脇を通り抜けますが、あの水路がそうですね。
そこから再び館内へ向かい、降り場へボートを流していく。
で、そのまま水は乗り場へと戻っていきます。
この流れに乗って落とし物が循環しているかもしれませんし、途中で引っかかっている可能性もあります。
水流はただ水路だけを通るわけではなく、途中で幅が広がった部分を通ったり、地下部分を通過したりしています。
(この辺の位置は正直分からんです)
水流の途中でゴミをかき出す装置があり、そこに引っかかる場合も
ただ、水中に落ちたものはそのままにしているわけではなく。
途中に、ゴミを掻き出す装置があります。
これは例えると、巨大な熊手みたいな装置で、水路に落ちた葦の草とかを掻き出すためにあります。滝壺の周辺には草がたくさん生えていますが、水路に落ちるので、ゴミは常に入りこんでいるんですね。だから「かき出す」必要があるんです。
その熊手みたいな装置が、十数センチ間隔の爪がいっぱい生えていて、大きなゴミをすくい取っています。熊手なので、小さなものは取れません。
だから、帽子なんかは引っかかることもあります。
ラッキーなことに、ここですくい上げられた帽子がたまに見つかります。もしここで拾い上げたら、その帽子はビチョビチョなんですが、とりあえず乾かします。
そして夜、メインストリートハウスへ持っていきます。
この先の流れを、さらに追ってみましょうか。
もしあなたがスプラッシュ・マウンテンに乗っている時に帽子を落としたら?
落としたことをキャストに申告すると、水路以外の場所から拾得していないか確認しますが、なければメインストリートハウス(総合案内所)へ行って相談して下さいと言われます。
でメインストリートハウスへ行くと、遺失物に関する書類を書かされます。どこでどんな物を落としたか?とか。もちろん当日中は見つかりません。後日見つかった時のための書類作成ですね。
この後の対応は時代によって変わるので、今は違うかもしれません。
後日、実際にその品(帽子)が見つかると、あなたへ連絡します。次回来園の際に返却か、郵送対応するようですよ。
ただし!
幸運にも発見されたとしても、中には機器に巻き込まれてしまう場合もあり、その場合帽子自体が引きちぎられてバラバラになりかかって発見されたりします。
帽子だと本体とつばの部分がちぎれかけてたり。
携帯だともう水没の時点で壊れますね。
★
あ、落とし物の話を書いていたら、後から後から面白いネタが出るわ出るわ。しかもくだらないネタばかり(笑)
今回はこのへんにしておきます。
それではみなさん、さようならー!