新型コロナウイルスの影響が急速に広がっています。全世界的規模で危機が起こっていますが、ほんの一月前はどこの国も他人事として捉えていました。
日本でも、遅まきながら政府や自治体から自粛要請が出されています。
誰もがもはや対岸の火事として傍観しているわけにいかなくなった現状にあって、次に取るべき対策はどのようなことでしょうか。
極力外出を控える、やむなく外出する際にはマスクなど完備して他人との接触を避ける、人が大勢いる場所はできるだけ通らないし滞在しない、など。
しかし残念ながら、感染者数は日々増加する一方です。
我々にできることは全てやり尽くして、それでも他にできることがあれば、やりたいのも人情というものです。
一つ、提案があります。
もし自分が感染してしまったら?
体調悪化に伴い検査を行った結果、陽性の診断が出てしまったら。
もう、病と戦うしかありません。
それは仕方ないのですが、今度は自分が感染源となり、他人にうつしてしまう恐れがあります。
そうなったらいい気分ではいられません。闘病中はそんなことを考える余裕もないでしょうが……。
今の段階でできることはやっておきたい。そう考える方は、「自分が感染者になった時に、どこで感染したか」を解明することが他人への感染拡大予防にもつながるし、クラスター感染を抑制する一助にもなると思います。
今は幸運なことに、スマホの地図アプリで自分の行動が記録されています。
(スマホで位置情報サービスをオンにしている時のみ)
それなら逆に、自分の行動、行った場所等が分かれば、どこで感染したかが特定できるかもしれません。
Contents
iPhoneは位置情報を残しておけば、クラスター対策にはなる
ただ、その過程で自分がどこに行き、どこで感染したかを記録しておけば、あるいはそれ以後のクラスター感染を防ぐきっかけになるかもしれません。
そこで、日頃から自分がどこへ行き、どこでクラスター(集団)が発生して感染してしまったのか。
それが明確に分かっていれば、少なくとも他人へ感染させてしまうリスクを減らせる可能性があります。
感染拡大防止策の一つとして。
自分の詳細な行動記録があれば、他人への感染ルートを明らかにし、感染経路を突き止めることができるかもしれません。
そこで、自分の行動を記録しておくといいと思います。
スマホを使っている方なら、地図アプリから簡単に調べることができます。
iPhone、iPadのユーザーはこちらを参考にして下さい。
ホーム画面から「設定」を開く
iPhoneユーザーなら設定のアイコンは開いたことがあると思います。
「プライバシー」を開く
「位置情報サービス」を開く
「システムサービス」を開く
「利用頻度の高い場所」を開く
自宅を開く
試しに、自宅を見てみましょうか。
自宅の記録が表示される
私の場合、こんな風に記録が全て一覧で表示されました。
「〜」に到着というのは、夜帰宅してから朝外出するまでの時間を、このように表現しているようですね。
「(徒歩で○○分)」とありますが、私は自宅〜駅の間を自転車で通勤していますので、単純に移動を表していると思われます。
職場も開いてみると、出退勤の時間が克明に記録されていました。
行動記録はプライバシー侵害であると同時に感染ルートの解明にも役立つ
まとめると、「自分の場所」と「履歴」の項目があり、きっちりと自分の行動が記録されています。
これはある意味プライバシーの侵害とも言えますが、逆に言うと自分の行動が記録されているので、どこで感染したかを特定する手がかりになるかもしれません。
重要なのが、外出した際にどこへ立ち寄ったかが記録されているということ。
ちなみにアプリには、過去50日間の記録が残されています。
これなら、仮に自分が感染したとしても、感染ルートがかなりの精度で特定できるのではないでしょうか。
位置情報サービスは、デフォルトでオンになっています。なので、オフにすると記録されないようになります。
プライバシーを守るためにオフにしている方は、しばらくの間だけでもオンにして、自分の行動記録を残しておくと誰かの助けになるかと思います。
自分が感染してしまったら仕方がない。
でも他人に広めないように行動を気をつけて、なおかつこのようなアプリで記録しておけば、クラスター感染を食い止めることもできるのではないかと思います。
今できることをきちんとやり遂げて、新型コロナウイルスの撲滅へ向けてみんなで頑張りましょう!