BOSEのワイヤレスイヤホン【Bose SoundSport Free】の使用・視聴レビュー

BOSEワイヤレスイヤホンの画像

音楽、聴いていますか?
音楽好きな方なら、きっとガジェットにもこだわりがあると思います。

家の中で聴くにしても外を歩きながら聴くにしても、いい音で聴きたいですよね。
しかしイヤホン・ヘッドホンは世の中に何千種類とあります。有名無名、高額低額、大小軽重色々ありますが、何を使えばいいのか迷う方も多いハズ。

僕が使っていた中でこれは!というこの製品を解説します。

今回ご紹介するのはこれ。

実際に買ったのは真っ黒のタイプでした。

実はかなり前に買っていたのですが、感想を書き忘れていましたので、あらためてご紹介します。

購入のきっかけはワイヤレスの便利さを体感したかったこと

元々ワイヤレスイヤホンは使用していませんでした。一度使ってみたいと思っていましたが、数が多すぎて膨大な商品レビューを見ていて迷ってしまい、決められない状態が続きました。

以前はBOSEの有線のイヤホンを使用しており、その音質が好きだったので、ワイヤレスを買うなら同じメーカーの方が失敗はないだろうと考えたのです。

ちなみに、僕の好みの音は、重低音が強めの音。やや大げさなくらい、ズンズンと響くくらいの重低音が好みです。低音域が軽いと全体的に音が高く感じてキンキン鳴ってるだけみたいな感じがしてどうも好きじゃないんですよね。

色々探っているうちに、一つの品が浮上してきました。それがこの商品です。

どうせ購入するなら性能も重要ですが、価格も無視できません。コスパのよい品であれば問題なしです。価格と性能がほぼ正比例するのは、イヤホンだけではないようです。

この商品はなかなか実勢販売価格が高止まりしており、値段はほぼ横ばい。それでどうしようかな、他のメーカーのも候補に入れるか、と悩んでいたところ、Amazonでセールをやっていたので思い切って購入してみました。
実は、実際に購入したのは一年ほど前のことです。

パッケージ開封および中身の紹介

実物を見ていきましょう。

Bose SoundSport Free wireless headphones

きれいな箱です。作りは紙製の腹巻きみたいな(笑)輪っか状の外枠カバーがついているので、外します。

すると、中からつや消しブラックの、紙ボックスが登場。

Bose SoundSport Free wireless headphones外箱

こんな感じです。で、このボックスを縦に置いて開くと、観音開きで紙のフタが左右に開きます。

Bose SoundSport Free wireless headphones外箱

凝ってますねー。製品の紹介だけでなく、実際の使用シーンを簡潔に写真で説明しています。
本体は抜いてしまっていますが、この通り。
予備のイヤーキャップも付属しています。耳の穴に差し込む部分のゴムは、S、M、Lの3種類。本体にはMサイズが装着されています。

Bose SoundSport Free wireless headphones

保証書、カンタンな使用方法説明のカード、取説、その他資料?が入っています。

Bose SoundSport Free wireless headphones本体

本体を埋め戻してみました(笑)。
こんな感じですっぽりハマっています。取り出すのにちょっと頑張りが必要です。いや、それほどじゃないですけど。

けっこう深く埋まっているので、取り出すのに必死になります。

Bose SoundSport Free wireless headphones本体

本体、が収められたケース。充電機能付きのケースです。

本体を収めた状態でUSBケーブルを接続し、充電してみます。
手前中央に横長のボタンがあり、押すとフタがぱかっと開きます。

BOSEワイヤレスイヤホンの画像

きっちり収まっています。

ケースの、本体を収める溝がぴったりフィットした形状です。
ケースにイヤホンをしまう時が、ちょっと快感なんですよね。

スコッ、と収まる感じ。溝自体に磁石が仕込まれているんですね。で、ある程度本体のイヤホンを近づけると、勝手に引っ張られます。

そして自分の指から離れて(飛び出して)、本来の溝に「自ら収まりに行く」感じなんです。

まるでペットの犬が自分の犬小屋に勝手に戻っていくような感じっていうんですかねぇ(笑)。

ちょっと意思を持って自律して動く生き物的な動作をするわけです。可愛がりたくなります。
まあ、ただの錯覚ですけど(笑)。

取り出す時は逆に、マグネットの磁力で引っ張られて固定されているので、なかなか溝から出てくれないという。
あたかも寝床から動こうとしない、グズりがちの怠け猫ですなぁ。

充電中の状態はこちら。

手前のランプがゆっくり点滅しています。
充電が完了すると、5個のランプが全て点灯に変わります。

肝心の本体の詳細はのちほど。

期待通りだったポイント

音質は重低音が印象的、空間の広がりを感じるほど

重低音がきれいに聞こえること。まるでシアター並みの音場を感じられました。聞く音楽の種類にもよりますが、重低音を活かした楽曲であれば試して損はないと思います。
重低音が好きな理由は何だろう、と考えて、きっと空間の広がりを感じられるからではないかと気づきました。

バッテリーはほどほどに持続する

バッテリーの持ちの良さは確かにあります。
これだけの大型イヤホンだから消費電力も大きそうですが、すぐなくなるといった印象は持ちませんでした。

といっても、一度に使う時間は大体2〜3時間程度ですが。それくらいなら全然バッテリーの減りは感じません。
表示が出るわけではないので分かりにくいだけというのもありますが。

ケースに収容すれば、充電ランプが残量を教えてくれるので、いきなり電池切れの事態は、自分が油断していない限り起きません。

2時間程度使って戻すと、ランプが残り3つくらいになっているくらいだったかと。

実際にバッテリーが完全になくなるまで使い続けて消耗時間を計測したわけではないので不明ですが、数時間は持つ感じです。

装着感はパーフェクト

これ、意外と評価されていないんですが、ものすごく安定感があります。
まるで接着剤で耳に貼り付けたみたいに、ピタッと吸い付いている。

いくら頭を振っても全く揺らがないです。これだけの重量感のあるイヤホンが、見事に固定されています。
少しくらいグラつきそうだけど、全くグラつきません。これほどの固定力がありながらの耳への圧着感が少ないのは、実に優秀だと思います。

まず、装着すると、イヤホンの音声ガイダンスが流れます。

「バッテリー、100パーセント、接続済み」
と女性の声で、日本語音声で流れます。思いっきり機械的な声です。

この声を聴くためには、素早く耳に装着しないと聞けません。耳に入れる時にモタモタしていると聞き逃します(笑)。
急げ急げ、って多少慌て気味につけましょう。

あと僕は当初、iPadProに接続して使っていたんですが、その時は英語の発音で「iPad!」と言い、すぐ日本語で「に、接続します」って機種名を告げてくれました。これはすごいと驚き。
タネを明かすと、iPadにあらかじめ「Bose Connect」というアプリをインストールしているからなんですね。

試してみました。
まずiPad側の設定でBluetoothの設定を接続させてから、イヤホンを耳に装着すると、上記の音声ガイダンスが聞けました。

逆に、イヤホンを耳に装着してからiPad側のBluetooth設定を接続にすると、

「……接続、しています。……接続済みです」

と報告が来る感じの案内をしてくれました。

さらに、iPad側のBluetooth設定を接続解除すると、

iPad が、切断されました。接続準備、完了」
と流れます。

そして一定時間おきに、
「接続準備、完了」
と、流れます。次のアクションを取るまでは繰り返し流れるようです。

iPhoneに接続する時は、同じくアプリをインストール済みの状態だと、音声ガイダンスが流れます。

まず僕のiPhoneのアカウント名(若干違うんですが、ほぼ合ってる)を喋ってから、「接続済み」と同様の案内があります。

アカウント名そのまま忠実に喋っていなくて、何度も接続、解除を繰り返して聞き返したんですが、やっぱり少し違う(笑)。

「(アカウント)any」
って言ってます。これ、何て言ってるんだろう。

これは謎のままです。まあ、別にアカウント名なんか名乗らなくても構わないですが。おそらくは、電車内とかで他人が同機種を使っていた場合、誤接続するかもしれないから、の予防的観点から喋るんでしょうね。

ちなみにデスクトップ(iMac)に接続すると機種名を言いません。おそらく、iMacにはアプリをインストールできないからでは、と思われます。
ま、接続できれば問題ないので気にしない、で解決ですな。

操作は比較的簡単で分かりやすい

シンプルではあるが、ボタンは固い。カチッと鳴るくらい押さないと作動しません。最初、慣れるまでは強めに押し込んでクリック感を感じ取るとよいでしょう。

最近のイヤホンにありがちな「タッチ」のみで操作するタイプではありません。ちょっと古めかしさすら感じます。

タッチ方式の問題点として、今触ったのがきちんと作動しているか変化に気づかないと分かりません。自分がタッチできていないのか、機器が故障しているのか、音が変化しないと判別できないんですね。
タッチしても反応がない状態が、たびたび起こります。

しかし物理ボタンの押下による作動であれば、ボタンを押した感触があれば作動、なければ作動しないと明確に判断できます。

そのたびにあれ?何で作動しないんだろう、と悩むことが、この機種だとほぼないと思います。

期待外れだったポイント

重さは長時間使用すると、負担を感じる

耳に装着した直後は、あまり重さを感じません。

ただし、長時間つけていると本体の重みが少しずつ耳の穴にかかってきます。
重いイヤホンを支えているのは耳の穴なので、そこにかかった重量が少しずつ耳腔を圧迫しているのでしょう。2〜3時間もつけていると、徐々に耳の内側が痛くなってきます。
なんだか痛いなー、いい加減外そう、と思い耳から出すと、途端に耳がズキズキして痛くなる。圧迫されていた耳の穴が開放されたからですかねぇ。

1時間程度なら、ほぼ痛みは感じません。むしろ密着感があるのでしっかり装着できているな、と安心感すらあるかも。

イヤホンの中には、しっかりつけても頭を振っただけで外れてしまう機種もあります。
それに比べたら、どんなに頭を振っても外れてしまうことのないこの機種は、運動中に外れるリスクが限りなく少ないと思います。

ノイズキャンセリング機能はついていない

これは期待外れじゃなくて購入する前から分かっていたことですが、ノイズキャンセリング機能はありません。

Boseといえばヘッドホンで優れたノイキャン機能を実現しています。それだけに、イヤホンとしては比較的高価なこの製品でノイズキャンセリングをつけないのはどうなの?って感じです。

スポーツ中の使用を想定しているから、かもしれないですね。
ランニングとかに集中している時に周囲の音が聞こえないのは致命的な事故につながるから、あえてつけなかったのかも。

そう考えると、機能をつけないのも親切のうちということですかねー。

総評:ながら聴き&音質にこだわる人向け、なのが評価されないのは実に惜しい!

音楽を聴く時って、本腰を入れて聴く時とそうでない時があると思います。音楽の勉強とか仕事で音楽を聴く人とかが、何時間も聴き続けるシチュエーションは、本気モードですね。

他方、軽い気分で聴くとか、スポーツ中にリラックスするために聴くとかの、いわゆる「ながら聴き」もあります。

公式サイトを見ても分かる通り、この製品は、スポーツをしながら音楽を聞きたい人向けに作られています。軽い運動をしながら音楽を楽しむ。スポーツでなくても、何かをしながら音楽を聞く。そんな人へ向けた製品なんですね。

だから、音楽だけを室内で椅子に座ってじっくり聴く人を、最初から想定していないと思われます。もちろんそれが駄目ってわけではないんですが。僕自身も、室内で使うことの方が多かったし。

装着しているとイヤホンの重さがいやでも意識させられてしまうのは、そのせいだと思います。

重さは性能に比例します。重低音をしっかり出すためにこの大きさ・重さになったわけですから、それを否定してもしょうがないのかな、ということです。

どちらかというとこの製品は、ながら聴きのために開発されたのではないかな、と感じます。
ただし、ながら聴きだからと言って、音質が適当なのはイヤだ。しっかりした音質を楽しみたい、そういう人向けに作られたのでは、という印象を持ちました。

ところが、世の多くのワイヤレスイヤホンを使う人は、街中で気軽に使いたいし聴きたいと思っている。

その際に、パッと耳にはめて使い終わったらパッとしまいたい。
手軽に着脱できることが魅力に、軽さが使い勝手に、それぞれ大きく影響してきます。

だから、ガチの本気モードで聴くには装着感の面で適さず、かと言って気軽な街歩きの際にパッと取り出して手軽に聴くスタイルには、ちょっとハードルの高さを感じる。
本来メリットになる部分が、多くのイヤホンを使いたい人のニーズから外れてしまうのがとても惜しいんですよね。

それで結果、アップルのAirPodsのような軽さ最優先のような製品が高評価を得てしまう。
このイヤホンの真の実力を充分に生かせるシチュエーションが、なかなかないのがとても残念なんです。

実は最近、僕はAirPodsProを購入してしまったんですが。あの軽さに圧倒的魅力を感じる人が多いのもうなずけるんですよ。

でもAirPodsは、音質がめちゃくちゃ軽い。この軽さは手軽さとリンクしているんですが、音質は正直物足りない。
このBOSEのイヤホンの方が音の深みは遥かに優秀だし素晴らしい。それだけに、軽さこそ正義と信じ込んでいる人達から評価されないのが実に惜しいしもったいないんです。

「あーやっぱりAirPodsの方が軽いしいいよね」と単純に感じた人が、「このイヤホン全然駄目じゃん」と言いふらすとしたら、それは誤解だよって言いたいのです。

音の良さより使いやすさの方が上に来るなんて、音響機器としては誤解すぎる!

ってことですよ。

同時に、このプロダクトをリリースしたBoseの技術者には敬意を払いたいし、いかに魅力的な製品を生み出すことが難しいかを感じさせられます。
どれだけ技術的に素晴らしくても、それを伝えられないと評価されないなんて、あまりにも残念過ぎるということ。

この製品が進化して、もっと軽さと音質クオリティのバランスの取れたプロダクツを生み出してくれることを切に願います。

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