デュアル人生戦略のススメ

空にかかるハシゴ

皆さん、好きな人生を生きていますか?

おそらくあなたは、大人になるまでに周囲の人達から影響やアドバイスを受けて、その上で自分の意思を固め、将来の進路を決めたと思います。大きな目標を立てた人、堅実な道を選んだ人、様々だと思います。
ただ一つ確実に言えることは、これに尽きます。

人生を切り開くのは他人ではなく自分自身である

個人差はあれど、誰もが理想の自分を目指して生きています。大きな目標ではないかもしれませんが、何かしらの願望、希望を持っている、いたはず。

でも現実は甘くない。大きな夢や目標を抱いていた人もやがて現実に目覚め、手の届く範囲の身の丈に合った進路を進むことを決意します。
後悔先に立たずという通り、後で悔やんでも遅いのです。あの時なぜ夢に挑戦しなかったんだろうと振り返っても手遅れです。しかしどちらも両立させるのはなかなか難しい。

夢と現実、どちらも大切。手離す必要はありません。

叶えたい理想の状態と、そこへ至るまでの現実的生活の2つ。どちらも重要です。
やりたいことはあるけど、実際にやってみると想像以上に険しい道だし挫折もした。しょうがないからもっと堅実な道を進もう。大いに結構です。しかし最初から現実的な進路だけを想定して生きていくのは何だか物足りない。それだけでいいんだろうか。後悔とまではいかないが、どこか物足りなさを感じている。
これで一生終わってもいいんだろうか。自分を無理やり現実に縛りつけてはいないだろうか。
そう考えるのは決して悪いことではありません。

片方だけでつまらない、物足りないなら、両方試してみれば?
これが本稿の主旨です。つまり、人生には夢と現実のどちらも必要である、と。

これを僕は、デュアル人生戦略と称してみます。

ただし、今がギリギリの生活でそんなことを考える余裕もないなら、きれいさっぱり忘れて下さい。余裕のない人に、2つの人生を併存して生きるのは困難です。

 

双方を諦めない欲張り人生を実現するには、それを現実のものとする最適なガイドマップが必要です。正確な航海地図と羅針盤を活用して初めて、人生の大海原を乗り越えることが可能になります。

叶えたい理想の人生と、そこへたどり着けずにもがいている今。
肝心なのは、今の状態とたどり着きたい目標地点の認識です。これができていないと意味がない。なぜなら、今の地点がスタート地点であり、理想の人生がゴール。どこから出発してどこに向かうか、どうやって向かうか、どのくらいの速さで向かうか。それを決めなければいけません。

そこで、重要なキーポイントとなる以下の要素をしっかり把握していただきたいと思います。これらを正確に理解して自分に最適化できていないと、誤った方角へ舵を切ってしまうことでしょう。
それでは各項目について解説します。

スポンサーリンク

デュアル人生戦略の基本ステップ解説

夢の設定

ブランコに揺られる女性

まず自分基準で最大級の理想の状態を想定しましょう。夢はでっかく社長でも大金持ちでもノーベル賞受賞でもオリンピック金メダル獲得でも何でもOK。
一度決めたからといって後で変更できないわけではないので、いい意味で適当に決めて構いません。
ただし実現に至るまでに詳細なガイドマップを準備しますので、あまり大雑把すぎると後で設定が難しくなります。再設定はいくらでも可能ですので、まずは理想の自分を用意しましょう。

有名な賞をを獲得する、資産をいくらくらい手に入れる、大勢の中から選ばれる、何でもいいです。

当ブログにあるとおり、僕自身は脚本家になり理想の作品を作るべく活動しています。まずは脚本家として制作に参加することを目標に掲げています。

普段から夢見がちな方であればあえて設定し直す必要もないでしょう。かなり具体的に想像できていることでしょうから。ただし、その夢を一歩実現する方向に前進させるには、もっと具体的に精密にイメージする必要があります。
理想と現実の両輪を回すには、双方のバランス取りつつ正確な目標設定が必要です。コンパスが不正確では正確な航海はできません。間違った港に着いてから失敗したと気付いても遅いのです。

 

現実の設定

次は叶えたい目標とは別に決めるべき現実路線に関して決めましょう。

夢に向かって一直線に突き進む。実に素晴らしいことです。ただしそれで目標をクリア出来る人はごく一部。ほとんどの人は挫折するか失敗して諦めるか、そもそも目標自体を持たずに距離を置いて終わりにしてしまう。
それもまた自分の選んだ結果ですし、それ自体は駄目ではありません。

夢とか甘っちょろいことを言っていることが馬鹿らしくなります。予想以上の厳しい現実にぶち当たれば誰だってそうですね。

夢みたいなことばかり言ってないでもっと現実を見ろよ
そう自分に言い聞かせるわけです。

厳しい現実を知り、自分には無理だと結論を出して、堅実な人生設計をして生きていく。それでも構いません。誰もが夢を実現できたらこんなに悩むことはありませんから。

だからこそのデュアル人生戦略なのです。夢だけでは生きていけない。現実だけではつまらない。だったら両方とも叶えてしまえば?
かなり欲張りな人生設計をしようという試みです。

上の項目で夢を設定しました。今度は現実路線の設定です。
夢に向かって全速力で疾走していって見事夢を叶えた人は、万々歳ですね。おめでとうございます。

しかしそううまくいくわけではない。そう分かっているからこその、デュアルです。2つの人生を生きるがごとく、両極面を設定することが必要です。

でっかい夢を持っている方は、最初から成功することを前提に努力しているかもしれませんね。現実路線なんかいらないよ、と。
そういう方は、思いっきり行けばいいのでデュアル戦略は不要。そうでない方は、2つの生き方を用意しましょう。

失敗することを前提にプランニングをするのは勇気がいります。
失敗ばかりを考えていたら、夢の実現は遠のくでしょう。現実的路線を重視しすぎると大きなリスクを取りにくくなります。
逆に、理想路線だけを考えていたら、いつか経済的にか精神的に破綻が待ち受けているでしょう。

どちらを重視するかはあなた次第ですが、どちらの路線も後から修正は可能ですので、あまり深刻にならないようにしましょう。

手段とコスト

両方の条件設定ができたら、次はその手段を考えます。
資格を取って自分の目標に進みたい人、オーディションを受けて選ばれたい人、それぞれでしょう。自分のやりたいことをいかに実現するか。非常に重要です。

一方、別の基軸で現実的なラインの生活を実施するわけですが、両立を最初から行う必要のない人もいます。

自分の理想がかなり早い段階で実現できる人です。それはそれで幸運なことですので大いにやって下さい。
しかし、なかなか夢の実現がうまくいかない場合があります。難易度の高い挑戦をする人ですね。たとえば弁護士になりたい、医師免許を取得したい、あるいはオリンピックに出場して金メダルがほしい、など。
高難度の挑戦をする人は、実現に至るまでのステップが複雑になります。

その際に基準となるのが、目標実現までの「期間」です。

ただ高い目標を掲げても、達成できなければ意味がありません。しかし、緩すぎても駄目。その中間くらいの、やや達成が困難かつ頑張れば十分達成できるくらいの難易度に設定するのが、達成を最優先に考えた時の基本戦略になります。

では、高難度の目標を掲げるのは駄目なのか? そんなことはありません。ただ、ステップが複雑になります。中間段階をいくつも用意する必要があります。途中途中で、達成の感覚をつかむことが重要です。
目標達成コストがかかることを念頭において設定すればいいのです。

これは、達成まであともう少し、という感覚を肌で感じとるのが目的です。
あとちょっとだけ頑張る感覚が、あなたを実現に近づけます。

スポンサーリンク

スタート

さあ、はじめましょう。
用意はほどほどにして。今日、今この瞬間からはじめてください。
人生は稽古のない舞台であり、あなたはその演目の主役。準備は本番の中で行うしかありません。

戦略の切り替え

夢を追って日々努力する。充実した毎日を送りましょう。

一日一日が鍛錬の連続でとても苦しいと思います。夢を実現するための重要な期間ですので、全力で邁進して下さい。しかし物事はそううまくはいかないもの。途中でいくら頑張っても成果が出ないこともあります。

一時撤退のタイミングかもしれません。安易にやめてしまうのではなく、自分の基準でかなり無理して頑張ったけど叶わないな、という時です。その時は、いったん休息期間を設けたほうがいいかも知れません。
どのタイミングで努力を中断するかですが、今まで試したことのないくらいの強い前進力でしばらく続け、一向に成果が見られない場合に判断して下さい。

これはあなたがどのくらい本気か、また辛抱強いかが判断基準になります。本当はもう少し頑張れば何とかなったかもしれない。でも頑張りすぎても成果が出ないこともありますので、いたずらに辛抱すれば叶うというものでもありません。
むしろ潔くスパッと諦めて次の目標へ向かったほうが結果時間を無駄にしなくて済むかも知れません。
でも、諦めが早いのも考えもの。

切り替えのタイミングは実に難しい。
本人でないと分からない感覚で決めるので、迷うことでしょう。でもこれは、あなたしか分からないことです。周囲がいくらもっと頑張れ、と言ってもあなた自身が頑張れないなら意味がないのです。
また、経験者に決めてもらう人もいるでしょう。たとえば資格取得の勉強などは、経験者の感覚を参考にするとより確実かもしれません。

しかし結局は他人ですから、実際に正しい判断を下せるのは自分自身だと思って下さい。

途中に休息期間をもうける

頑張った結果、やはり堂々巡りになって向上しない、成果が出ない時。いったん休息期間を設けることを判断しましょう。

大事なのは、これは諦めるわけではなく、いったん休息するんだ、というマインドです。
自分の中で簡単に諦めたくない気持ちが残っていると思います。これこそ、あなたが安易に諦めを考えていない証拠です。そう、その諦めたくない気持ちをできるだけそのままの状態で残す意識を強く持って下さい。何年も、何十年も持ち続けてかまいません。

ただし、のちのち最終判断を下す時期はやってきます。その時、再度自分に問いかけて、すっぱり諦めよう、という判断を下すことも頭の片隅にとどめておきましょう。

休息期間は、再度元の夢について考えたくなる時が来ます。その時までは休みましょう。

人によっては数ヶ月で終わるかもしれません。あるいは数十年後かもしれません。

その間、同じ気持ちを記憶の奥にしまい込んだ状態で日々を過ごして結構です。
全く関係のないことをやっても大丈夫。いったん全てを忘れても問題ありません。いわばリフレッシュ期間と思って下さい。いつ終わるか分からないリフレッシュ期間なので、あまり焦ることのないように、全然関係ないことや仕事、生活を始めてもかまいません。

スポンサーリンク

復活の時を待つ

夢を詰め込んだ風船を空に飛ばす少年

十分に休息した後で、突然また夢を追いかけたいと思うことがあるでしょう。

ずっと脳裏にかすかに残された疼くような後悔の念、敗北感が自分を責め続けているかもしれません。それに耐えられなくなった時、再開するかどうかを判断して下さい。

諦めたことを後悔しているより、責めている場合は、焦って再開しない方がいいかもしれません。なぜなら、また以前のようなプレッシャーを背負ってしまい、同じ過ちを繰り返す可能性があるからです。

重荷になっているな、と感じている間は、まだ再開すべきでないと思ったほうがいいです。また辛い日々が始まるんだ、という感覚ではなく、新しくやり直したいな、というような新鮮な気持ちが沸き起こってきたときが、復活にふさわしいと思います。

諦める基準

ここからあなたは2つの選択肢が見えてくると思います。つまり、夢実現への努力を再開するか、二度としないかの判断です。

諦める、という考え方は、二度とそれをしないことですが、デュアル戦略における諦めは「二度としない」という考え方とは違います。一生再開しない可能性を残しておく、くらいの意味がより正確です。

これは、諦めが悪いということであり、二度と再開しない選択肢を消すことで、夢への実現意欲を必要以上に減らさないための心理的配慮です。残すことを選んだ場合は、ほとんどゼロになるくらい存在を薄めて下さい。ほぼ忘れてしまった、くらいでちょうどいいのです。

もう諦めたんだから、すっぱり忘れた方がいいんじゃないか?と思うかも知れません。それはあなたが決めることです。もし未練を残すことで次の目標へ思いっきり進めないというなら、忘れた方が賢明でしょう。

諦めは、文字通り成功が永久に遠のくことを意味します。ただし、一つの諦めは別の実現につながりますので、決して悪いことではありません。

スポンサーリンク

デュアル戦略は高い目標をクリアするための弱者の智慧である

私達は弱い生き物です。
強い人達にはかなわないことを知りながら、それでも夢や理想を追いかけたい、実現したいと願う者たちです。

ごく少数の天才に見られるような、短期間でめきめきと実力を上げてさっさと夢を実現するような人々とは違います。
一歩一歩、噛みしめるように進んでいかないと目標へ達することができないのです。

ひょっとしたら、一生到達できないかもしれない。それでも前へ進みたい。それでも叶えたい夢がある。
そういう人の気持ちを捨てさせたくないのが、僕の考えるデュアル人生戦略です。

勘違いしないでほしいのは、全ての夢が叶うわけではないということです。どんなに努力しても、どれほど強く願ってもかなわないことはあります。それにいくら時間を費やしても実現しない可能性は、常に存在するのです。
だから、もう無駄だ、と判断したら、次の夢に向かうことも大事です。
1つ目の夢が叶わす、2つ目もだめ。3つ目も大失敗。

でも、4つ目がうまくいくかも知れません。その際に1つ目にこだわりすぎていたら、4つ目まで行き着けない可能性もあります。

諦めも非常に重要だということです。
そして、どこで諦めてどこで頑張り通すかは、自分にしか分からないということなのです。

人生は短い。
でも何度もトライする時間くらいは残されているのです。

 

スポンサーリンク

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です