好きなことをしながら豊かに暮らすことは可能なのか?

ジャンプする男性

誰もが自分の好きな生き方や暮らし方をしたいな、という願望を持っています。

ある人は楽しく暮らしていきたい。
ある人は、趣味に没頭して生きていきたい。
ある人は、好きな仕事をしながら生きていきたい。

でも、それができる人は一握りです。
なぜ、自分の理想どおりにいかないのでしょうか。

願望があるなら、それに向かって一直線に突き進めばいい。
そうは言っても、なかなかできるものではありまぜん。

自分の実力、生活資金、周囲の声、立ちはだかる壁…。様々な要素が、自分の前にハードルとして現れます。
それら全てをクリアして、理想の生き方ができる人って、ほとんどいないのではないでしょうか。

夢はかなわない。
それが、ごく一般的な通念です。普通の人が抱く、漠然としたイメージです。

たとえば、夢を持って活動している人は、理想の自分になりたいと願います。

好きな職業につきたい。
好きな仕事をしたい。
楽しく生きていきたい。

一応、夢に向かって努力したことがある人もいるでしょう。
でも結局、うまくいかなかった。挫折した。

現実的な進路を選ぼう。
たいていの人は、現実的な選択肢で、妥協します。自分にはこれが向いている、と。

好きなことをして生きていきたいけど、それではお金にならない。生活していけないんじゃしょうがない。
普通はそこで迷いを捨てて、進路を決定して、終わりですよね。

でもそこで思考停止してしまっては、その先へは行けない。
やっぱり、自分の好きなことをして生きていきたい。

じゃあどうやって?
それをあなたと一緒に考えてみたいと思います。

好きなことで生きていくための、理想郷を目指せ

できるかできないか、と言われたら、できます。
案外できるものなのです。贅沢を言わなければ、ね。

好きなことをしようと決意して行動すれば、最初にイメージしていたのと違う形になるかもしれないが、最優先にしていた要素は意外といけるものです。

少なくとも、民主主義国家に住んでいて自由に行動できるなら、人は大抵の理想をかなえることができます。

それを阻む要素があるとすれば、本人より周囲の人々の影響によるものではないでしょうか。

僕が唯一気がかりだったのは、お金を稼ぐことについての勉強を怠っていたことです。

好きなことを仕事にする。
簡単なようでなかなかできないもの。

じゃあ、好きな生き方を諦める?

ハイレベルの職業、プロアスリートや高レベルの資格保有必須職業、競争力の激しい業界、容姿などの素質面が必要条件の職業などは、就くこと自体が困難です。
それを目指すなら、覚悟を決めて積み重ねるしかありません。

それらを除けば、好きな仕事は大抵は報酬額の低い、誰でもできる仕事になるでしょう。
僕自身も、その類の仕事に関わってきました。

高い成果を上げるというより、楽しさを優先した仕事。
だからこそ、稼ぐことの本質をよく知らぬままで今までやってきました。おかげで常にお金の心配をしながらの生活になっていたのです。
いざとなったらなんとかなるさ、と、気楽に構えていたのですね。

しかし、何も考えていなかったわけではありません。
その時その時の状況に応じて、何を優先するかを考えながらここまできました。
非正規雇用の状態を、いつまで続けるのか。

再考に再考を重ね検討する。毎月ごとにこの状態を続けていいのか。まだ自分は頑張れるか。お金の心配はないか。自身のキャリア面での問題はないか。

問題がなければそのまま維持。
あれば別の道を検討。
で、結果として、長い間続けてきたというわけ。

普通は安定したか職業について堅実な人生設計をすべきなのでしょう。
今の仕事(非正規)を続けるか、別の道(正規)を見つけるか。両方を天秤にかけて、選択を定期的に見直していました。

結果、今就職しても、結局時間が失われる生活が待っているのは確実。

執筆のため自分の時間を優先する自分には選択できない道でした。
それなら不安定でも好きなことをやるべきだ。この考えが継続されるうちは、不安定な道を行こう、という結論です。


これがいつまでも続けばいいんですが、やがて限界は来るでしょう。
フリーターには定年はないけど、限界はあります。

時限爆弾の残り時間のように、人生にも終わりがいつかやってくるでしょう。

会社員は、社内環境が悪化しても自分ではどうにもならない

社員のメリットの一つに福利厚生があります。
会社勤めのメリットとして、病気や怪我をしても給料が支払われるというわけです。

でも実際にそうなったら、一体何年続けられるんですかね。まさか定年まで?どんな手厚い福利厚生だこと。
まあありえないです。

そんな手厚い会社はごく一部で、僕のような低スペック人材はそこには入れなかった。いや、今の日本社会は新卒から在籍しないと順調な昇進も厳しいでしょう。優秀な人なら別ですが。

たとえ運良く入れても途中リストラされたら元も子もない。

万一の時の保障のみで仕事を選ぶ?
確実性が低過ぎるんです。それに依存するのは危険だと思います。

それなら安全策を取っている(はずの)従来の会社勤めと比べて、日々を非正規で過ごすのとどこが違うのか。大した違いはないのでは?
もちろん全く成長への努力を怠るのでは、先が見えてますよね。

なんでもいいから自己成長の努力を継続する。たとえ功を奏さないとしても、やらないよりまし。

具体的に何をするのかはともかく、無思考よりはいざと言う時にうろたえない。

僕は、人生の多くの時間を非正規雇用の仕事で生きてきました。
ただ、それが絶対的にベストだと思っていたわけではなく、選択肢の一つとして、選択し続けてきただけ。

毎月のように、検討してきました。考えを更新し続けて十数年を過ごしたので、フリーターの間、無思考だったわけではないのです。
安定志向の人からは、ある意味、自暴自棄に見えることでしょう。

ただ、いつかは限界が来るのは分かっていました。
限界が来たら来たでその時に行動するつもりでした。

お金と夢、一方ではなく両立を目指す考え方

自分だけではないと思うが、理想の生き方とは、夢と経済的成功を両立して実現することだと思います。

しかし両方を実現するのは、果てしなく困難です。

どちらかを先に実現するのが早い。
両方叶えることも不可能でははないが難易度が急激に上がるのでおすすめし無い。

僕はそれをやろうとして失敗し続けたんですから。

なので、どちらか先に実現しやすそうな方に注力する。実現したらもう片方に取りかかる。

止まったら解決法を検討する。
好きな仕事(かつあまり儲からない)なら、簡単に実現できる。まずはそちらを軌道に乗せる。

次はお金。
稼ぐことに集中する。

自分は夢を実現→経済面を後から解決、で行こうとして、難航している。

だったら、経済面→夢実現ルートで行けばいい。

簡単な方からやるのかいい。
どちらが簡単か?人によるでしょう。
それを見極めるためにどちらもやってみるといい。

そんなに簡単にできるのかって?

できますよ。
なぜか?

これからの時代は、人生100年時代だからです。