最初に断っておくと、僕は受賞歴はありません。
ただ、シナリオスクールに行けば教わる常識的な基本原則ばかりを載せています。
それと僕自身の経験から感じることもちょっと追加している程度かな。
ヒマな時にでも、お読み下さい。
シナリオって何?
半世紀ググってなさい。
どうして最近のドラマってつまんないの?
コチラを参考に。
プロになるにはやっぱりスクールに通わなくちゃダメ?
僕は元々独学派だったんですよ。ところが全然コンクールに引っかからない。意地でも通わないって選択肢もあったんですが、ふと疑問に思って通うことにしてみました。
独学でいいと思うならそうすればいいし、興味が沸いたら通ってみるのもいいかも。
スクールに通うことの一番のメリットは、共に学ぶ仲間ができることです。これ非常に重要。ライバルでもいいし仲間でもいいけど、同じ志を持って行動する人がいることで、自分が刺激を受けます。やる気が出ないときも、仲間の存在がモチベーションを上げてくれたりしますから。
不思議なもので、あいつがスゴイの書いてきたから俺もやるか、って気になるんですよね。
何年も通ったけど、一次に2回通った程度の戦績です。(て言うかもっと頑張れオレ)
これはスクールが原因というより僕の怠慢が主因ですからね。コンクールは応募したりしなかったり。それなりの成績を上げているのは、やっぱりコツコツ書いている人です。
こんなの書いてないでもっとシナリオ書けって話ですねー(自戒)
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プロになる方法を教えて
僕が教えて欲しいですw
よく、人と同じことをやってちゃ駄目だよって言いますよね。でも人と違うことでプロになる方法って、おそらくイリーガルなことしか残っていないんじゃないかと思います。無理やりプロの人のところへ押しかけて行って教えを請うとか、業界有名人を出待ちするとか。でもそれで有名になった人って聞いたことないですよね。
昔は上手く行った手法でも今は通用しないってことです。
何十年も昔ならいざしらず、今どき自分の情熱だけで物事が動くほど甘くはない。
ただし、逆に言うと、昔以上に注目される場は増えているんです。シナリオコンクールの数は圧倒的に増えています。またコンペもあるしスクールもたくさんあるし、スタッフ募集もたっくさんある。
ということは、昔より遥かに門戸は開かれている。
と同時に、同じ戦略を立てるライバルは多い。じゃあ自分はどうするの?ってこと。
シナリオコンクールは、コネもなく実力もない人にとって最も確率の高い登竜門だということです。
結果的に、コンクールで名前を売るのが王道ルートじゃないかなぁ。もちろんレッドオーシャンですが。でも需要があるのはそこ。業界の人たちもコンクールの結果を見ていますからね。
シナリオを書く上で、やっておいたほうが良いことは?
思いつくことは全部やれ。書籍を買って勉強する、好き勝手に書いてみる、写経する、偉い脚本家センセイの講演を聞きに行く、コンクールの傾向と対策を調べる、シナリオ診断に作品を出して分析してもらう、その他思いつくことはたくさんあります。
弟子入り?あんた何時代に生きてんの。そんなのナンセンスです。センセイに弟子入りするくらいなら業界の片隅に入り込んでADでもヤッた方がよっぽど最短ルートじゃないかと。
やっちゃダメなことは?
盗作。パクリ。当たり前ですが。評価されない場合はむしろラッキーです。致命的なのは盗作して有名になってから発覚すること。業界から抹殺されますから。
いやそんなことよりも、あなたの努力が全部無駄になります。いくら盗作してもある程度は頑張るでしょうけど、それすらも無に帰します。虚しいよね。
シナリオ・センターの先生も何度も言ってたけど、盗作の何が駄目って、自分のオリジナルじゃないと書いててつまんないよ。書きたい人は自分のオリジナルを世間に認めてもらいたいと思うし、他人の作品が評価されてもゴーストライターみたいなもので満足できないと思う。
色々なシナリオを読んでいると、みんな書式がバラバラな気が。
脚本(シナリオ)には決まった書式はないとされています。ただし、読む人の立場を考えて、映像化する際に理解しやすく作業がスムーズに行くよう工夫をする必要があり、それを身に付けるにはスクールへ行くのが一番かと思います。
コンクールに受賞するコツを教えてください
俺に聞くコトではないぞよ。え、聞いてない?失礼しました。
初めて書いた作品がコンクールで受賞した人って、何が違うの?
良い質問ですねー。
僕はこれ、ビギナーズラックとも言えるけど、その人、元々シナリオ体質だったのではと思います。シナリオ体質とは、シナリオを書くに相応しい体質という意味で(そのまんまだけど)、物事を考える上でいちいちドラマチックに思考するクセのある人を指します。
(そんなのがあったらウラヤマシイ~という羨望も混じっていますが)
シナリオ体質は、創作物がいちいちドラマチックだけど、現実にもそれを持ち込む人なので、周囲の人、特に家族は相当引っ掻き回されてメンドクサイ奴だと思われているはず。また年をとるほどに小うるさくガンコで偏屈者になるため、ほぼ確実にサイコパスと呼ばれる人になります。
めっちゃ迷惑な奴ってことです。そんな扱いを受けながら一生を過ごす人なので、ストレスが知らないうちに蓄積されてロクな死に方しないでしょう。劇中の人物を地で行くような人なわけです。
それって、羨ましいですか?
プロの脚本家って、技術を身につけて稼いでいる人のことを指します。もちろんごく一部に天才がいて自然とテクニックを身につけている人もいます。でもそういう人って波があって調子のいい時期と悪い時期がある。でも技術を持って勝負している人は、コンスタントに一定のクオリティを発揮して業績を上げています。その方がよっぽど優秀です。
天才より秀才が活躍する/できるのが脚本家なのです。
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面白いシナリオってどうやって書くの?
良い質問ですねー(白目)
本買って勉強しましょう。スクールに通いましょう。
一般的には、葛藤があるドラマは面白いと言われています。そしてキャラクターに魅力があること。これは耳にタコの養殖場ができるほど聞いていると思いますが、それ以上でも以下でもありません。
次に、自分が面白いと思うシナリオを探すこと。そしてその作者を追い掛けること(物理的にじゃなくて作品をだよ)。
面白さって実は人それぞれ感じるところが違います。でも最小公倍数的エッセンスを見つけて作品に乗っけることができると無敵です。
まずは自分が面白いと感じる作品はどんな作品か。そして自分はその作品のどこが面白いと感じたのか。ここを追求することではないかと思います。
あっ、全然書くルールが入っていない!(今気づいた……。)
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